苦しいシーズン過ごすも、スーパーフォーミュラ残留を模索するハイマン。自らの実力示すため、冬の合同/ルーキーテスト参加を目指す
昨年フォーミュラ・リージョナル・アメリカズでチャンピオンに輝き、ホンダ米国法人であるHPDのスカラシップを得てスーパーフォーミュラに参戦しているハイマン。しかし奮闘も及ばず、ここまで7戦の最高位は15位に終わっている。
ハイマンは自らの実力を示すことができていないと考えており、次のように語った。
「他の人たちを見ていると、まるで違うカテゴリーみたいなんだ」
「マシンバランスが悪くなくても全体的にグリップがなく、バランスが悪い時は最悪な状態になってしまう」
「いくつか考えはあるんだけど、変えて欲しいパーツがまだ変えられていない。僕は自分の実力を示すチャンスが欲しい。今年は毎戦それができていない」
「直近の2年間は、自分に何ができるかを示すことがポイントになっていた。昨年はスカラシップを勝ち取れたけど、そこからは……。自分の実力を示せているならまだしも、そこからも程遠い状況だ。それが残念なんだ」
今季のスーパーフォーミュラは、10月に鈴鹿サーキットで行なわれる第8戦・第9戦を残すのみとなっているが、ハイマンは既に2024年シーズンのスーパーフォーミュラ残留を模索している。
彼はシーズン終了後の12月に毎年行なわれている合同/ルーキーテストに参加する機会を探っているが、現在の成績ではシートを見つけるのが簡単ではないことも自覚している。
来季に向けた計画について、ハイマンはこう語る。
「現時点では来年の計画はない」
「(HPDの)スカラシップは今年限定となっているけど、僕のプライオリティはスーパーフォーミュラに残ることだ。自分の実力を発揮するチャンスがないことは辛く厳しいことだ」
「ルーキーテストに参加して、そこから前進することがベストだ。シートを獲得するのは簡単じゃないだろうけど、実力を示すチャンスは是非とも欲しい。今はそこに取り組んでいるんだ」