メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1メキシコシティGPで2位を獲得。うまくミディアムタイヤを管理したことがこの結果に繋がったと語った。

 ハミルトンは6番グリッドからレースをスタート。順調にポジションを上げ、ハースのケビン・マグヌッセンのクラッシュにより赤旗が出された34周目の段階で3番手につけていた。

 この赤旗で全車がタイヤを交換するチャンスを手にしたが、レースは残り37周。ミディアムタイヤで走り切るには微妙な距離が残った。ハミルトンは新品のミディアムタイヤが残っていなかったが、それでもユーズドのミディアムタイヤでフィニッシュを目指した。

 リスタート後、すぐに前を行くシャルル・ルクレール(フェラーリ)を交わすことはできなかったものの、タイヤのアドバンテージを活かして数周後にハードタイヤを履くルクレールをパス。残るターゲットは首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のみとなった。

 しかしフェルスタッペンには明らかなアドバンテージがあり、ハミルトンが彼に迫ることはできなかったため、タイヤをケアしながらフィニッシュを目指すレースとなった。

 後ろを走るフェラーリ勢は、ハミルトンのミディアムタイヤのデグラデーション(性能劣化)によって自分たちがポジションを上げられるはずだと確信していたが、ハミルトンは見事にタイヤを保たせ、ファイナルラップにはファステストラップを記録している。

 レース後のテレビインタビューで、元チームメイトであるジェンソン・バトンと話したハミルトンは、タイヤマネジメントは簡単なことではなかったと認めた。

「最後までタイヤが保つとは思っていなかったんだ」

 彼はミディアムタイヤでの最終スティントについてそう語った。

「でもスウィートに、巧みに扱ったんだ。君(バトン)のようにやろうとしたんだよ」

 前戦アメリカGPを2番手でフィニッシュしながら、失格となったハミルトンは引き続きメキシコでも力強い結果を残したことを喜んだ。

「フレッシュな気分だよ。ハードにプッシュする必要はなかった。でも、6番手スタートだったことを考えれば、これは素晴らしい結果だ」

「チームを本当に誇りに思う。この2週間は本当に大変だったし、先週末の難しい週末からこの結果で立ち直ることができた」

 一方で優勝したフェルスタッペンは、これで今季16勝目。記録的な勝利を手にするまでの道のりは、かなり平坦だったという。

「正直なところ、僕たちはもちろん信じられないようなシーズンを経験している」

「今日は言うまでもなく3番手からのスタートだった。でも、マシンのペースはとても良かったと思う」

「他のみんなとは違う戦略を取ろうとしたんだけど、残念ながら赤旗が出てしまって、基本的にはその効果を発揮することができなかった」

「それでも、最後のハードタイヤでは、僕たちはとても強かったと思う」