モビリティリゾートもてぎで行なわれるスーパーGT第8戦。31号車apr LC500h GTは、従来の嵯峨宏紀と小高一斗のラインアップではなく、小高をAドライバー、そしてこれまで第3ドライバーとして活躍してきた根本悠生をBドライバー登録している。つまり、嵯峨はドライバー登録から外れることとなった。

 aprの金曽裕人監督は以前、ベテランの嵯峨のドライビングについては改善が必要であるとして、奮起を期待するコメントをしていた。aprの31号車は今季からニューマシンのLC500h GTにスイッチしているが、金曽監督はダウンフォースを安定して出す必要のあるLC500h GTと嵯峨のドライビングスタイルがうまくマッチしていないと語っていた。

 第7戦オートポリスでは嵯峨、小高、根本の3人が登録されながらも、小高、根本のふたりでレースを戦ったapr。そして今回は嵯峨がドライバー登録から外れる形になった。aprで長年スーパーGTを戦ってきた嵯峨だけに、このニュースは驚きをもって迎えられたが、嵯峨はレースウィークには帯同しており、金曽監督も「切ったわけでもなんでもない」と語る。

「(嵯峨は)今一度考える時。冷静に自分を見つめ直さないといけないし、外からものを見るのは非常に大切なことです」

「人間なんて、がむしゃらに何かを一生懸命やったところで全く成果が出ない時ってあるんですよ。そういう時は外から教えるのではなく、自分から見出さないといけないし、自分から何かを検知しないといけません」

「クルマやタイヤの開発方向など、ものすごいスピードで変わっています。“5年ひと昔”ですから。色んなもの、ファクターが落ちているので、それを自分でかき集めて分析する時間が必要です」