11月4日、モビリティリゾートもてぎでスーパーGT第8戦(最終戦)の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、GT500クラスが3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)、GT300クラスが2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)だった。

 もてぎでのシーズン最終戦に向けては、GT500クラスは3チームのドライバー、GT300クラスは2チームのドライバーにタイトルの可能性が残されている。特にGT300クラスでランキング2番手につける2号車mutaの堤、平良組にとっては、予選でポールポジションを逃した段階でタイトルの可能性が消滅するため、重要なセッションとなる。

 予選日の朝は霧に包まれたモビリティリゾートもてぎだが、14時20分からの予選は快晴の下で気温23℃、路面温度29℃というコンディションでスタートした。

■GT500クラス

 GT500クラスのQ1は、午前の練習走行で2番手以下にコンマ6秒の差をつけてトップタイムだった3号車Niterra MOTUL Zが、引き続き速さを見せた。ランキング2番手につける3号車は高星明誠はアタックを担当し、唯一の1分35秒台となる1分35秒929をマークしてQ1トップ通過を決めた。

 ポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supraも5番手に入りQ2に進出した一方、ランキング3番手でタイトルに向けては優勝が絶対条件の16号車ARTA MUGEN NSX-GTはタイムが伸びず。大津弘樹のラストアタックは1分36秒614で8番手に終わり、64号車Modulo NSX-GTの太田格之進がそれを0.005秒上回ったことでQ1敗退が決定した。これで16号車は9番手スタートが決まり、決勝に向けては厳しい状況に置かれることとなった。

 なお、今回がスーパーGTラストレースとなる立川祐路を擁する38号車ZENT CERUMO GR Supraは、Q1を石浦宏明が担当するも12番手止まり。立川にバトンを繋ぐことはできなかった。

 迎えたQ2も、主役は3号車Niterraとなった。17号車Astemo NSX-GTが1分35秒931でトップに立ったが、3号車を駆る千代が1分35秒539で更新。このタイムを上回る者は現れず、3号車のポールポジションが決まった。

 36号車au TOM'Sは、17号車に次ぐ3番手を確保。なお36号車は2位以上に入れば自力でのチャンピオン獲得となるが、3号車優勝で36号車が3位以下なら3号車の逆転タイトルとなる。

■GT300クラス

 GT300クラスのQ1は2組に分かれて実施されるが、まずA組にはポイントリーダーの52号車埼玉トヨペットら13台が出走した。

 その52号車は1分46秒732でトップに立つと、その後88号車JLOC ランボルギーニ GT3、65号車LEON PYRAMID AMGに上回られるも、3番手でQ2通過を決めた。また、GT-R勢は前戦オートポリスと比較してBoP重量が35kg増となったこともあってか苦戦。ランキング3番手の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rをはじめ3台がノックアウトとなった。

 そしてB組には2号車mutaが登場。事前のもてぎテストでも速さを見せ、予選日午前の練習走行でもトップタイムをマークした2号車は平良がQ1を担当したが、1分46秒420でトップに立つと、2周連続のアタックで1分46秒130までタイムを更新。これ以上ない形で堤にバトンを渡した。

 そしてQ2でも2号車は速かった。堤は1分45秒633というタイムでトップに浮上。2度目のアタックでは前を行くマシンに引っかかってしまい、タイム更新はならなかったが、Q1で好調だった88号車JLOC、65号車LEONらはいずれも届かず。2号車はポールポジションを獲得し、タイトル争いに踏みとどまった。

 しかし、2号車は仮に決勝レースで優勝したとしても、52号車埼玉トヨペットが1ポイントでも獲得すればタイトルを逸することになる。そんな52号車は7番グリッドからレースを迎える。