F1サンパウロGPの決勝レースを、メルセデスのルイス・ハミルトンは8位でフィニッシュした。アルピーヌに太刀打ちできず、アルファタウリにもプレッシャーをかけられる厳しいパフォーマンスとなった今回のレース……ハミルトンは「フロアが機能していなかったのでは?」と疑っている。

 ハミルトンは5番グリッドから決勝レースに挑んだが、絶好のスタートを決めて3番手に浮上することになった。しかしレースペースは上がらず、その後徐々にポジションを落としていくこととなった。

 最終的にハミルトンは、8位でフィニッシュするのが精一杯。なおハミルトンのすぐ後を走っていたチームメイトのジョージ・ラッセルは、冷却系に問題があり、リタイアしなくてはならなかった。

 ハミルトンはmotorsport.comの取材に対して、今季の低調なパフォーマンスについて、次のように語った。

「フロアがしっかり機能していないんじゃないかと思う」

 そうハミルトンは語った。

「フロアが気流を吸い込んでいない。そのため、僕らはよりハイダウンフォースのウイングを付けることになったが、ストレートでスピードが上がらなくなってしまった」

「そのストレートでは大幅にタイムをロスしていて、それについては何もできない。その上コーナーでも滑ってしまう。この荒れたサーキットでなぜそうなるのか……それを調べる必要がある」

 このサンパウロGPの決勝についてハミルトンは、「ただタイヤがオーバーヒートしてしまい、ストレートで遅く、コーナーではグリップがない」と酷評した。

 なおハミルトンは、スタートでアストンマーチンの2台の前に出られたものの、安堵できるタイミングはなかったと語った。

「難しい1日になるのは分かっていた」

 そうハミルトンは言う。

「昨日から今日にかけて、クルマには何も変更はなかった。だから、厳しい戦いになるだろうと分かっていたんだ」

「昨日は予想外にペースが遅く、タイヤを消耗してしまった。今日はスティントを進めていくという点では良いドライブができたが、単に遅かったんだ」

「なぜかは分からない。セットアップでもう少しうまくできたことも、きっと何かあると思う。でも、それでもっと上のポジションに上がれたかどうかは分からない」

 ハミルトン曰く、ある時点から左の前輪が右に曲がっているように感じたという。

「すごく奇妙なことだったよ」

 そうハミルトンは語る。

「タイヤを使い切ってしまっていたのかもしれない。でも、僕が左に行こうとすると、マシンは右に曲がり始めたように感じたんだ。結果的には大丈夫だったけど。もしかしたら、ただ突風が吹いただけなのかもしれない」