インテルラゴス・サーキットで開催されたF1サンパウロGPでフェラーリのカルロス・サインツJr.は、週末を通してマシン発進させる際にトラブルに悩まされたが、原因がクラッチにあったと認めた。

 サインツJr.は決勝レースを7番グリッドからスタートしたが、レッドブルのセルジオ・ペレスに先行を許して8番手に後退。この週末を通じてサインツJr.はスタートの問題を嘆いており、その後チームからはクラッチを“使わないように”指示を受け、左のギヤシフトパドルが“固着”したと訴えた。

 6位でレースを終えた後、サインツJr.はこの問題はマシンのキャリブレーションによるモノではなく、パーツの欠陥によるモノだったと認めた。

 motorsport.comから加速の鈍さについて説明を求められたサインツJr.は、次のように答えた。

「(土曜日も)同じことが起きたし、今週末は全てのスタートでそうだった」

「そのせいでポイントを失ったのは明らかだから、とてもガッカリしている」

「プラクティスの最初から問題があった。チューニングが上手くいかず、コースに合わせ込むことができなかった。僕らは蹴り出しでかなり苦しんだ。残念だね」

 またサインツJr.は、シーズンを通してフェラーリは蹴り出しが強みだったものの、サンパウロGPではスタート面で「かなり苦戦している」ことにすぐ気づいたという。

 フェラーリは決勝のフォーメーションラップ中に、2番手スタートだったシャルル・ルクレールをマシントラブルにより失っていた。ルクレールのマシンには電子制御のトラブルが発生し、パワーステアリングとパワーユニットが停止。その結果リヤアクスルがロックしてコントロールを失い、クラッシュを喫したのだ。その上でサインツJr.もマシンに不安を抱えていた……フェラーリとしては実に厳しい状況下に置かれていたのだ。

「僕に起きなくて本当に良かった」とサインツJr.は言う。

「でもシャルルがいればメルセデスからポイントを奪う絶好のチャンスだったから、残念だ」

「でもマシンのペースも良くなかったし、アストンやマクラーレン、レッドブルが前にいて、僕らは彼らとあまり戦えなかった。チャンスを逃してしまったと思う」

 一方でフェラーリのフレデリック・バスール代表は、クラッチの問題はサインツJr.が言うほど大きなモノではなかったとして、赤旗からの再スタートでは正しく発進できたと語った。

「最初の彼のスタートは悪かった。2回目は上手くいった。最初に関しては何が起きたのかを正確に理解する必要がある。ベストでは無かったからね」

「我々はスタートで少し苦労している。もちろん、2回目は上手くいったし、見てみると許容できる範囲だがね」

「(インテルラゴスは)スターティングポジションが斜めになっているから、少し難しいのだ」

 なおバスール代表は、サインツJr.に発生したパドルシフトの問題はターン1でのみ発生していたと説明した。