先日、モビリティリゾートもてぎでの最終戦をもって閉幕したスーパーGT。GT500クラスでも来季を巡って様々な噂が飛び交っているが、GT300クラスにも大きな動きがありそうだ。中でも注目なのが、来季から複数チームがフェラーリ296 GT3を投入しそうだということだ。

 GT300クラスでは昨年、PACIFIC CARGUY Racingがフェラーリ488 GT3を走らせていたが、今季のPACIFIC RACINGはCARGUYとの提携を解消し、車両もメルセデスAMG GT3にスイッチしたため、スーパーGTのグリッドからフェラーリが消えていた。

 しかし、既に海外の様々なレースで投入されている296 GT3が、ついにスーパーGTでも見られることになりそうだ。296 GT3はGTワールドチャレンジ・アジアの富士大会でCARGUY Racingが走らせ、日本での“デビュー”を果たしているが、スーパーGTでの投入は初となる。

 そして296を使用すると言われているGT300のチームが、Team LeMansとGAINERだ。

 Team LeMansは現在アウディR8 LMS GT3を走らせており、今季は片山義章、ロベルト・メリ組がランキング9位に入るなど上々の成績を残したが、かねてより車両変更を検討していることで知られていた。またアウディは今年限りでカスタマーGT3プログラムを終了するため、同チームは来季からフェラーリを使うチームの候補として理にかなっていると言える。

 一方、GT-Rの2台体制を敷くGAINERは今季苦戦し、タイトル争いに加わることができなかった。彼らはパフォーマンス不足を理由に、2台とも新たな車両にスイッチしようとしているようだ。その内の1台がフェラーリで、現在10号車のスポンサーを務めるPONOSが参画し、タイヤはミシュランになると見られる。一方でもう1台として、GTA-GT300規定(かつてのJAF規定)の日産Zが新登場するのでは……そんな噂もある。なお、KONDO RACINGはGT-Rで継続参戦すると思われる。

 またGAINER以外にもSHADE RACINGがダンロップからミシュランへスイッチするのではないかと噂されているが、ダンロップは来季からスーパーGTに復帰すると発表したD’station Racingにタイヤを供給する可能性が高い。D’stationは現時点で車種などの詳細な参戦体制を明らかにしていないが、アストンマーチンの車両を使い、ドライバーは藤井誠暢とアストンマーチンのファクトリードライバーになりそうだ。

 さらに、ブリヂストンタイヤを使うaprの31号車が別のタイヤメーカーにスイッチするのではないかという噂も出ている。ブリヂストンは、ミシュランのGT500活動休止に伴い、GT500のNISMO陣営2台にタイヤを供給するのではないかと言われている。その影響がGT300にも出るのでは……そんな見方もされている。