セパン・インターナショナル・サーキットでMotoGP第18戦マレーシアGPが開幕。初日のプラクティスは、アレックス・マルケス(グレシーニ)がトップタイムを記録した。

 サーキット周辺は今週末雨予報となっていたが、初日プラクティスが始まった段階では、上空に雲がかかりつつもまだ雨は降っておらず、ドライコンディションで走行が始まった。

 最終戦までの3連戦の初戦となるマレーシアGPは、FP1をホルヘ・マルティン(プラマック)がトップタイムでスタート。タイトルを争うフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は15番手と低調な立ち上がりだった。プラクティスは予選Q1とQ2の振り分けが決定するためバニャイヤとしては確実にトップ10に入りたいところだ。

 なお天候がセッション中に悪化するという危険もあったためか、プラクティスが始まるとライダー達はすぐにペースを上げ始めた。通常はセッション終盤に行なわれるようなアタック合戦の結果、アレックス・マルケス(グレシーニ)が1分58秒705で暫定トップに立ち、バニャイヤもFP1から1秒以上自己ベストを更新して5番手に食い込んだ。

 10分が経過した頃、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン1で転倒。怪我などはなかったが、再始動できず一度ピットに戻った。彼はセッションを折り返した頃に、2度目の転倒を経験するなど、このセッションはあまり上手く進まなかった。

 序盤は大人しかったマルティンもアタックを行なうと、一気に1分58秒523をマーク。これが暫定トップタイムとなった。

 なおセッション中盤も天候が悪化することはなく、各ライダーは順調に走行を重ねることができた。アクシデントらしいアクシデントもアレイシ・エスパルガロの転倒以外はなく、マレーシアGPのプラクティスは非常に穏やかに進んでいった。

 残り時間が15分を切ると、再びライダーはプッシュ。ブラッド・ビンダー(KTM)が1分58秒310で最速タイムを更新していく。ただすぐにアレックス・マルケスが1分58秒227を記録して暫定トップを奪い返した。

 バニャイヤはライバル達のタイム更新が続いた結果、トップ10圏外に蹴落とされてしまっていたが、改めてアタックに入ると1分58秒420をマーク。4番手までポジションを上げた。

 その後アレックス・マルケスがトップタイムの状態が続いたが、マルティンがラストアタックで1分57秒997をマーク。この日唯一の1分57秒台で彼がトップタイムかと思われた。

 ただマルティンの後にアタックへ入ったアレックス・マルケスが、それを上回る1分57秒823を記録。アレックス・マルケスがトップでセッションを終えた。2番手がマルティンで、3番手がジャック・ミラー(KTM)だ。

 バニャイヤは最終的に8番手タイム。タイムではマルティンに0.4秒ほどの差をつけられたが、Q1から予選をスタートする事態は避けることができた。

 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)はトップから1.9秒差の21番手で、予選はQ1スタート。WSBK2年連続王者で今回ワイルドカード参戦しているアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が中上の後ろ22番手で、タイム差はトップから2.5秒だった。