F1サンパウロGPでアルファタウリの角田裕毅はF1スプリントと決勝合わせて5ポイントを獲得。これでアルファタウリは3戦連続で入賞を果たし、今や入賞の常連となった。

 このパフォーマンスについて角田は、今シーズン残りの2戦に向け、アルファタウリはダークホース的な存在になっていると語った。

 今シーズンのアルファタウリは開幕から苦戦。パフォーマンスは全チーム中最低レベルであった。そんな中でも角田は定期的に入賞を争ったが、シーズン前半には10位入賞2回が精一杯だった。

 夏休みが明けた後も基本的には同じような立ち位置だったが、シンガポールGPでアップデートが投入されると、ダニエル・リカルドの代役を務めていたリアム・ローソンが9位入賞。そしてアメリカGPで改めてアップデートが投入されると、角田裕毅が8位入賞+ファステストラップを記録し、メキシコGPではリカルドが7位、そしてサンパウロGPでは角田がF1スプリントで6位に入り、決勝でも9位……一気に獲得ポイントを伸ばした。

 アメリカGPを迎えた段階でアルファタウリはコンストラクターズランキング最下位だったが、メキシコGPを終えると8番手までに浮上。さらにサンパウロGPで5ポイントを獲得したことで、ランキング7番手のウイリアムズとのポイント差を7まで縮めた。

 パフォーマンスの向上、そして安定して入賞できていることを考慮すると、アルファタウリは今や「ダークホース」的存在になっていると角田は語る。つまり、番狂せを起こす可能性のある存在だと考えているのだ。

「これは大きな驚きです。特に他のライバルと比較すれば、僕らは現時点ではダークホースだと思います。それは良いことだと思います」

 サンパウロGPのレース後、角田はそう語った。

「僕らは3戦連続でポイントを獲得することができています。とても良いリズムで来ています」

「残りのレースでも、この調子を続けていく必要があります。チームはこれで、ランキング7位に近付きました。それを奪い取るのは可能だと思いますし、最善を尽くします」

 角田はサンパウロGPの決勝で、左側のホイールをコース外の芝生に落とし、ハーフスピンするシーンがあった。角田はこの時、ポジションをひとつ落とすことにはなったものの、なんとかコントロールを取り戻すことができた。最悪の場合は完全にコースオフし、リタイアに終わる可能性すらあった。

「あれは大きなミスでした。ちょっと怖かったです」

 角田はそう語った。

「パンツを汚すところでしたよ。でも、幸運にもリタイアにならず済みました」

 角田は現在のマシンに手応えを感じているとも語る。

「マシンに乗っていると、明らかにフィーリングは良くなり、バランスも良くなったように感じます」

「リザルトが全てを物語っています。特にオースティンでのアップグレードでは、僕らは間違いなく大きな一歩を踏み出しました」

「オースティンの前は、十分なポイントを獲得できませんでした。でも今の僕らは、3戦連続でポイントを獲得しています。そのことが、全てを示していると思います」