キャデラックとしてアンドレッティと組み、早ければ2025年からのF1参戦を目指しているゼネラルモーターズ(GM)。彼らはこの計画が却下されたとしても、別のパートナーと組む気はないようだ。

 アンドレッティのF1エントリー申請はFIAからは認可されたものの、実際に参戦できるかどうかは、FOM(フォーミュラワン・マネジメント)との商業的な合意が必要となってくる。

 ただ現時点では、グリッドに11番目のチームを加えるというアイデアを、F1上層部や各チームはあまり歓迎していないのが実情だ。

 FOMは現在、チームを追加することが財政的にどのような影響を及ぼすかを検討中であり、F1全体にとって有益であることが証明された場合にのみ、新たなエントリーを承認することを明言している。

 F1にとってGMのような大手メーカーが参加することの魅力は明らかだが、アンドレッティとのパートナーシップの重要性は軽視されており、もし現在の計画が失敗に終われば、他のチームと組んでGMがF1に参戦する可能性があるのではないかという見方もある。

 しかし、GMはあくまでもアンドレッティのF1進出を手助けすることにしか興味がないと、その態度を明らかにした。

 他チームとの提携の可能性について、GMのマーク・ロイス社長はAP通信に次のように語った。

「GMはアンドレッティと組んでF1に参戦することを約束する」

「アンドレッティとキャデラックのコラボレーションは、どちらも世界的なモータースポーツでの長く成功を収めた血統を持つ、レースのために作られた2つのユニークな存在をまとめるモノなんだ」

 GMが他のチームと提携する可能性はF1パドックでも何度か示唆されており、最近ではウイリアムズ代表のジェームス・ボウルズが、そうしたメーカー提携のアイデアには前向きだと語っている。

 アンドレッティに関する自身の見解について、ボウルズは次のように語った。

「我々は当初から、新しい事業体を取り込むことは大歓迎だが、その結果、パイが縮小するのではなく、拡大しなければならないと明言してきた。今のところ、パイは縮小している」

「アンドレッティやGMを非難しているわけではない。その反対だ」

「私はGMをオープンに歓迎しているし……万が一(アンドレッティと)うまくいかなかったとしても、彼らとの関係を築きたいと思っている。彼らは素晴らしい存在であり、このスポーツをより良くしてくれると思う」

 ウイリアムズがGMとの協力関係を積極的に求めているのかどうか尋ねると、ボウルズは次のように答えた。

「私が言いたいのは、GMのような組織、OEMは我々のスポーツに絶対に歓迎されるだろうということだ」

「現段階で、我々はそれを歓迎するだろう。しかし、彼らは言うまでもなくアンドレッティと関係がある。現時点では彼らとの話し合いは行なっていない」

 さらにAP通信は、GMが来週のラスベガスGPに上級幹部を派遣し、アンドレッティの参戦を承認するようFOMに働きかけたいと考えていると付け加えている。