スーパー耐久シリーズ第7戦(最終戦)「S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニック フェス.」は、11月11〜12日に富士スピードウェイにおいて開催され、ST-Xクラスでは31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)が今季2勝目を挙げた。最終戦まで持ち越しとなっていたタイトル争いは、14号車中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)が堅実な走りで3位フィニッシュし初戴冠となった。

 今回はST-X、Z、TCR、Q、1〜5の9クラスに59台がエントリー。冷たい雨が時おりパラパラとコースを濡らすコンディションで行なわれた11日の公式予選で、総合のポールポジションを獲得したのは14号車メルセデスで、2番手は23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)とメルセデスがフロントロウを占めた。3番手は31号車RC F、4番手にはディフェンディングチャンピオンの1号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)がつけた。

 12日は心配された雨も降らず前日ほどの寒さもなく、26,500人のファンが富士に詰めかけた。4時間の決勝レースは、気温12℃の12時29分にスタートが切られた。

 序盤にレースの主導権を握ったのはST-Xクラス(全7台)の31号車RC Fの小高で、オープニングラップでトップを奪うと独走状態に持ち込んだ。ポールを獲得したことで、6位以上でゴールすればタイトルを獲得する14号車メルセデスの平良は無理なバトルを避けて走行を続けた。残り1時間を切った時点では1号車GT-Rがトップを走行していたが、最後のスティントを担当したのはジェントルマンドライバーの鳥羽。2位を走行していた31号車RC Fは小高が2回目のスティントを担当しており、残り40分の時点で逆転してそのまま今季2勝目を挙げた。14号車メルセデスは3位フィニッシュで今季のタイトルを獲得した。

 ST-Zクラス(全11台)は既に前戦岡山でタイトルを確定している52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰)が今季4勝目を挙げて有終の美を飾った。

 ST-TCRクラス(全2台)は2台とも車両トラブルによりリタイア。また今季はタイトルも成立しなかった(5戦以上のクラス成立が必要だが第1〜3戦はエントリーがなかった)。ST-Qクラス(全6台)は6台すべてが完走を果たした。

 ST-1クラス(全1台)は47号車D’station Vantage GT8R(織戸学/谷口信輝)が優勝し、レース中トラブルはあったものの完走した2号車シンティアム アップル KTM(井田太陽/高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹)が、タイトル獲得となった。

 13号車ENDLESS GR YARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)が完走すればタイトル確定となるはずだったST-2クラスは、13号車にエンジントラブルが発生して脱落しノーポイントに終わり、743号車HONDA R&D Challenge FL5(石垣博基/木立純一/柿沼秀樹/小林大翔)が優勝し大逆転でタイトルを奪った。

 ST-3クラス(全5台)は逆転で39号車エアバスター WINMAX RC350 TWS(眞田拓海/伊藤鷹志/岡田衛/藤田真哉)が優勝し、3位フィニッシュの38号車ヒグチロジスティックスサービス RC350 TWS(尾崎俊介/石森聖生/鶴賀義幸/石塚崇宣)がチャンピオンとなった。

 また、ST-4クラス(全8台)は86号車TOM’S SPIRIT GR86(矢吹久/松井孝允/河野駿佑/坪井翔)が今季初優勝を遂げ、2位フィニッシュの41号車エアバスター WINMAX GR86 EXEDY(石井宏尚/冨林勇佑/水野大)が戴冠。ST-5クラス(全13台)は今季4勝目を挙げた72号車OHLINS Roadster NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)がタイトルを獲得した。