ルサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGP第19戦カタールGPのプラクティスが行なわれた。トップタイムを記録したのは、RNFのラウル・フェルナンデスだった。

 プラクティスはスプリント、そして決勝レースと同時間帯となる日没後のセッションとなる。気温は24度、路面温度も28度とFP1よりも涼しいコンディションでスタートした。

 プラクティスが始まると、序盤からFP1のタイムは次々と更新されていった。FP1の最速タイムはホルヘ・マルティン(プラマック)の1分56秒393だったが、走り始めてすぐの段階でラウル・フェルナンデス(RNF)が2秒以上もタイムを縮め、暫定トップとなる1分54秒309をマークした。

 しかし同コースのレコードは1分52秒772であるため、まだ更新の余地はかなり残されていると言えるタイムだ。

 セッション開始から15分、ジャック・ミラー(KTM)がターン16で転倒。マシンはグラベルを転がったがライダーは無事だった。なおKTMは今回新しいリヤウイングを投入しているが、この転倒でウイングは破損してしまった。

 ランキング2番手とタイトル争いで注目されているマルティンだが、プラクティス序盤はコーナリング時のマシンの挙動に納得がいっていないようで、首をかしげるシーンも。タイムも1分55秒台で下位に留まっていた。

 プラクティスではアプリリア勢が好調で、セッション残り20分のタイミングでマーベリック・ビニャーレスが1分53秒340をマークして暫定トップに立った。2番手にはRNFのラウル・フェルナンデスとミゲル・オリベイラが並び、アプリリア勢が一時トップ3を占めた。

 その後ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)が1分52秒892とレコードタイムにも近い自己ベストを記録し、暫定トップも彼に入れ替わったが、再びラウル・フェルナンデスがタイムを縮め、暫定トップに返り咲いた。なお中盤までタイムがなかなか縮まっていなかったマルティンも改善を見せ、1分53秒前半のタイムでトップ10に食い込んだ。

 プラクティスのラスト5分は予選Q1とQ2の振り分けを睨んだアタック合戦が繰り広げられた。各車が最後のアタックを終える前の段階で、フェルナンデスが1分53秒843でトップとなっていたが、ビニャーレスがレコードを更新する1分52秒652を叩き出した。

 ビニャーレスがこのまままトップタイムかと思われたが、当該ラップはポル・エスパルガロ(GASGAS)の転倒によりイエローフラッグ掲示中だったため、後にタイム抹消。最終的にプラクティスで最速となったのはラウル・フェルナンデスだった。2番手はディ・ジャンアントニオ、3番手はビニャーレスだ。

 タイトルを争うライダー達に目を向けると、マルティンが7番手、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が8番手タイムでそれぞれ予選Q2へ直接進出を決めた。ただマルティンは今回、普段から見せているような爆発的な速さを示すことが無かった点は気になる所だ。

 なおFP1では下位4台を占める不甲斐ない結果だったホンダ勢だが、プラクティスではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が10番手タイムを記録。ホンダ陣営で唯一Q2直接進出を決めた。LCRホンダの中上貴晶は最後尾22番手だった。