初開催となったF1ラスベガスGPの予選でポールポジションを獲得したのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。しかしルクレールは、PP獲得を決めた予選Q3最後のアタックは、満足いくモノではなかったと振り返った。

 ルクレールは予選Q3で1分32秒726を記録し、チームメイトのカルロス・サインツJr.に0.044秒差をつけてポールポジションを獲得した。今季ここまで圧倒的な強さを誇ってきたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、0.378秒遅れの3番手だった。

 ただ予選2番手のサインツJr.は、初日FP1で送水ポンプの蓋が激突したことでエナジーストアを交換することを強いられ、10グリッド降格ペナルティを受けるため、決勝レースのフロントロウにはルクレールとフェルスタッペンが並ぶことになる。

 ポールポジションを獲得したルクレールだったが、予選Q3の最終アタックについては、自分自身では満足いくものではなかったようだ。というのも、ルクレールのQ3のラップタイムは、Q2でのタイムから0.05秒速いだけだった。新舗装のラスベガス市街地コースのトラックエボリューション(コースコンディションの向上によるペース向上)を考えれば、物足りないものだったようだ。

「このイベントは素晴らしいし、明日ポールポジションからスタートできるのは最高だ」

 ルクレールはラスベガスGPの予選終了後にそう語った。

「僕のベストラップはQ2だったと思う。ここはコースの改善度合いが大きいので、Q3でベストラップを走るべきだった。でも、そうできなかった。ただ繰り返しにはなるけど、ポールポジションからスタートできるから、文句は言えない」

 予選ではレッドブルを下したルクレールだが、決勝ではレッドブルが速さを発揮することが多い。今回のレースではそうならないよう、明日に集中すべく気持ちを切り替えると、ルクレールは語った。

「今はレースで全てをまとめ上げるために、明日に完全集中している」

 そうルクレールは付け加えた。

「通常、決勝が僕らのパフォーマンスが足りないところだ。ここでは全てをまとめ上げ、勝利できることを願っている」

 対するフェルスタッペンは、予選ではフェラーリに敵わなかったものの、決勝での巻き返しを確信しているような笑みを浮かべつつ、次のように語った。

「ここはとても寒いし、コースはかなり滑りやすい。でももちろん、ストリートサーキットでは、ウォールにできるだけ近付こうとするもんだ。でも、それが簡単なことじゃない」

「今日は最大限の力を発揮できたと思う。これまでの週末を通じて、僕らはアタックラップのパフォーマンスに少し欠けていると思う。それは予選でも明らかなことだったね」