F1ラスベガスGPの決勝レースで、フェラーリのシャルル・ルクレールは2位に終わった。ポールポジションからスタートしながら、優勝を手にすることはできなかったが、ラスベガスでの最初のレースは、素晴らしいレースになったと振り返った。

 ルクレールは予選で最速タイムを記録し、ポールポジションからスタート。しかしスタート直後のターン1で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にイン側に飛び込まれてしまい、さらにコース外に押し出されるような格好となり、2番手に落とした。

 この動きについては、後にフェルスタッペンには5秒のタイム加算ペナルティが科された。

 先頭に立ったフェルスタッペンはそのまま差を広げていくかと思いきや、ルクレールはこれに食らい付き、オーバーテイク! 抜かれたフェルスタッペンは、たまらずピットストップを行なった。

 レッドブル勢は2ストップで走り切ることを選択した一方、ルクレールは1ストップ戦略を採った。一時はペレスにも抜かれたルクレールだったが、最終ラップでペレスを抜き返し、2位でフィニッシュ。優勝には手が届かなかったが、劇的な形でレースを締め括った。

「なんてレースなんだ。正直に言ってとても楽しかったよ」

 レース後、ルクレールはそう語った。

「もちろん、2位でフィニッシュとなったのは残念だったけど、最終的にはそれが僕らにできる精一杯のことだった」

「スタートでは、イン側のマックスが少しグリップを失い、僕をアウト側に押し出した。とてもトリッキーだった」

「でもその後で僕らはペースを掴むことができ、彼を追い抜くことができた。本当に良いレースだった。セーフティカーが出てしまったのは不運だったけど、他のドライバーが何をするか分からなかったから、僕らはステイアウトを選んだ。トラックポジションを重視して、首位を守ったんだ」

「終盤は僕らの方がタイヤが古かったから厳しかったけど、たくさんのバトルをして2位になった。とても楽しかったよ」

 初開催となったラスベガスGPは初日から送水ポンプの蓋が外れるというトラブルがあるなど、混乱する形でスタート。エンターテインメント的な要素が強すぎるという批判的な意見も多くあった。

 しかしルクレールは、素晴らしい形でレースを終わらせることができたと満足。こういう結果が必要だったと語った。

「すごく楽しいレースだった。こういうレースが必要だったと思う」

「確かにこの週末は、本来あるべき形で始めることはできなかった。でも、こういう形でレースを終わらせることができ、嬉しいね」

「F1は素晴らしいスポーツだ。そしてラスベガスでの最初のレースとしては、これ以上のモノはなかったと思うよ。この街のエネルギーは信じられないほどだし、本当に満足している。少なくとも、今日は楽しめた」

「僕としては2位で残念な部分もあるけど、その一方でレースを見ていた皆さんは、本当に楽しい時間を過ごせたんじゃないかなと思う」