F1ラスベガスGP決勝の3周目、マクラーレンのランド・ノリスがターン11でクラッシュを喫したが、アンドレア・ステラ代表はその原因が路面のバンプだったと説明した。

 レース3周目、ノリスは全開の左コーナーであるターン11で路面中央のバンプにヒットし、マシンのコントロールを失った。スピンを喫したノリスは後方からアウト側のウォールに突っ込み、ターン12のランオフエリアでストップした。予防措置のため近くの病院に搬送されたノリスだが、すぐに退院した。

 クラッシュの原因を聞かれたステラ代表は、次のように答えた。

「あの場所にはバンプがある。あそこを通過するとき、すべてのマシンがスパークを飛ばしているのが分かるだろう」

「バンプと冷えたタイヤの組み合わせが、彼を驚かせたのかもしれない」

「ナイトレースを続けるなら、あのバンプは修正すべきだと思う。タイヤが常に冷えていて、グリップが低く、とてもトリッキーなコーナーになるからだ」

「週末中にすでに、あの場所でオーバーステアが発生していた」だからタイムテーブルとは関係なく、このバンプを滑らかにすることを強く勧める」

 ステラ代表は、簡単にアクセル全開でクリアできるこのコーナーがトリッキーになったのは、様々な条件が重なったからだと考えている。

「公平を期すために言えば、バンプがあるのは誰にとっても同じなので、自分のスピード、タイヤの状態、クルマの位置や先行車との距離などに左右される」

「要因は複数ある。多分、ランドは十分なグリップがあるという一種の思い込みをしたんだろう」

「だがとてもトリッキーだった。どのドライバーもそう言うだろう。それは修正しなければならないことだ」

 マクラーレンにとって残念だったのはノリスのアクシデントだけではなかった。オスカー・ピアストリはルイス・ハミルトン(メルセデス)との接触でパンクし、追加ピットストップを余儀なくされた。

 この接触は17周目、ハードタイヤを履いていたピアストリのオープニングスティント中盤に起きたモノ。ピアストリはピットインで引き続きハードタイヤに交換したが、タイヤ交換義務を消化していなかったため、終盤に2度目のピットインを行なわなければならなかった。

 後方からのスタートだったピアストリは、スタート直後の混乱にも助けられたが、レースペースも良く見事なオーバーテイクも見せて一時は3番手を走っていたが、最終的に10位でレースを終えている。

「オスカーが本当に素晴らしかっただけに、とても残念だ」とステラ代表は語った。

「ハードタイヤでレースをスタートしたのに、ハミルトンとの接触で予定より前にピットインしなければならなかったのは残念だった」

「セーフティカーがどこで入ろうとも、ハードでスタートした我々にとっては不利なレースになるのは目に見えていたんだ」