F1ラスベガスGPで勝利を飾ったマックス・フェルスタッペン。スタート直後の攻防で非があったとされて5秒のタイムペナルティを受ける場面もあったが、裁定は妥当であったと考えているようだ。

 フロントロウの2番グリッドに並んだフェルスタッペンは、スタート直後の1コーナーでポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)をインから抜きにかかった。しかし新設コースの真新しい路面に、スタート直後ということでグリップも十分でなかったのか、コーナーのエイペックスにつくことができずに、アウト側のルクレールを巻き込む形でコース外まで膨らんだ。

 これによってトップに立ったフェルスタッペンだったが、スチュワードが審議を行なった結果、フェルスタッペンには他車をコース外に追いやったとして5秒のタイムペナルティが科された。

 ピットストップの際にペナルティを消化した後、コース上で再びルクレールを抜き去って勝利を収めたフェルスタッペン。ペナルティを受けた直後は熱くなっており、裁定に不満だったというが、レースを終えてその考えが変わったと認めた。

「僕たちはふたりともブレーキを遅らせて、ポジションを守ろうとしていた。その中で僕は少しイン側にいた」

 フェルスタッペンはそう振り返る。

「ここでラインを外すと、すぐに超ローグリップになる。それでああなったんだ。ブレーキをかけたけどグリップがなかったんだ」

「シャルルをコース外に押し出そうとしたわけではなかったけど、減速させることができずに4輪が大きくスライドして、外に膨らんでしまった」

「あの時はアドレナリン全開だったし、裁定には納得していなかった。でも今考えると、おそらく正しい決定だったと思う」

 ピットストップの後、ペナルティ消化によりポジションを落としていたフェルスタッペンは、メルセデスのジョージ・ラッセルとバトルを展開した。彼はターン12でラッセルをオーバーテイクしようとしたが、2台は接触。フェルスタッペンはフロントウイングのエンドプレートにダメージを負った。

 このアクシデントに関しては、ドアを閉めた形になったラッセルにペナルティが出された。ラッセルは、フェルスタッペンが死角にいて気付かなかったと説明しているが、フェルスタッペンも彼の動きが故意ではないことは理解していると語った。

「彼はわざとやったわけじゃない」

「彼は僕があのコーナーで抜きにかかるとは思っていなかったんだろう」

「実際、僕がインサイドに入っていった時、彼はまるでそこに誰もいないかのような感じでターンインしてきたように感じた。彼は僕に気付いていなかったんだ」