RNFのミゲル・オリベイラは、MotoGPカタールGPのスプリントレースでクラッシュを引き起こしたとしてロングラップペナルティを科せられたが、このクラッシュで肩甲骨を骨折。一足早くシーズンを終えることになったため、ペナルティ消化は来季になってからになりそうだ。

 スプリントレースのオープニングラップ、オリベイラはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に追突してしまった。オリベイラはこのクラッシュで右肩甲骨を骨折し、カタールGP決勝を欠場。エスパルガロも左足の腓骨の頭にヒビが入ってしまったが、こちらは決勝出場が許可されたもののレースを途中でリタイアしている。

 FIMのスチュワード委員会は、このアクシデントについてオリベイラに非があると判断し、オリベイラにロングラップペナルティを科した。ペナルティを通知した際の文言には、オリベイラが出場可能な状態にある次のグランプリで科すと記されている。

 オリベイラは怪我のため、来週の最終戦バレンシアGPを欠場することが決定しており、出場可能な状態にある次のレースは、2024年の開幕戦カタールGPとなるだろう。

 ペナルティを受ける前、オリベイラは次のように語った。

「残念なことにチームメイト(同じアプリリア陣営のエスパルガロ)と転倒してしまった。スタートはすごく良かったし、このまま順位を上げていけると思っていた」

「でもターン6で、僕はブレーキをかけるのが少し遅すぎた。アレイシは……彼のブレーキングが早すぎたとは言いたくないが……ブレーキを少し強くかけた。だから彼にぶつかりそうになった」

「僕は接触を避けるためにバイクを起こしたんだけど、彼のリヤホイールを避けることができず、残念ながら一緒に転倒してしまった」

「クラッシュにがっかりしているけど、結局は小さなレーシングインシデントで、僅かなミスジャッジだった。ふたりとも転倒して終わって、僕は肩甲骨を骨折してしまった。そんなの理想的じゃない」

「ケガの程度はまだわからない。だから、家に帰ったら、もっとよく調べて、回復の見通しを立てたい」

「残念ながら、バレンシアのテストは欠場することになりそうだ。レース(バレンシアGP)を欠場し、テストも欠場する。これが僕の最後のラップで、この素晴らしいシーズンは終わりを告げたんだ」

 なおオリベイラの怪我は、同じく肩甲骨の負傷で5戦を欠場したエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)と近い状況だったようで、手術は必要ないと考えられている。

 オリベイラのRNFでの1年目は、決勝レースの完走8回と厳しい結果に終わった。怪我にも泣かされ、開幕戦ポルトガルGPではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との接触で腱を負傷し、アルゼンチンGPを欠場。スペインGPでは接触による肩の脱臼で欠場し、フランスGPも出場できなかった。

 2022年にKTMで2勝を挙げたオリベイラだが、2023年のベストリザルトはイギリスGPでの4位となっている。