フェラーリの世界耐久選手権(WEC)ハイパーカープログラムを運営するAFコルセは、F1レースウィナーであり、WECの今季LMP2クラス王者でもあるロバート・クビサが2024年から陣営に加わることを発表した。

 フェラーリのスポーツカー部門のトップを務めるアントネッロ・コレッタが今月初めに行なわれたWEC最終戦バーレーンで計画を明かした通り、クビサがカスタマーの旗本で走る3台目のフェラーリ499Pのドライバーラインナップに加わることは間違いなさそうだ。

 WECのレギュレーションでは、ハイパーカー部門にフルシーズン参戦できるファクトリーエントリーは2台まで。追加車両はインディペンデントチーム向けのFIAワールドカップでのみポイントを獲得できる。

 追加投入の499Pは、おそらくカスタマーベースでAFコルセによって運用されることになるだろうとコレッタ代表は強調した。

 AFコルセの声明によると、チームとクビサの新たな関係についての詳細は「今後数週間」で明かされるという。月曜日にWECのエントリーが締め切られた後、2024年のラインナップが発表されるタイミングと重なるだろう。

 AFコルセのアマト・フェラーリ代表は「ロバートのような優秀なドライバーを我々のファミリーに迎えることができて大変光栄だ」と語り、クビサの「才能と優れたプロ意識がチームに新たな付加価値をもたらすだろう」と評価した。

 AFコルセ加入についてクビサは次のように語った。

「AFはモータースポーツ界で最も成功したチームのひとつだ。共に素晴らしい仕事ができるはずだ」

「それ以上に、僕はイタリアのチームに戻ることになる。それは小さなことじゃないよね」

 過去3シーズンに渡りLMP2を走ってきたクビサは、ハイパーカークラスへステップアップしたいと公言していた。来季2台目のポルシェ963をWECに投入することを検討しているJOTAと交渉を行なっていたことについては知られていたが、今回AFコルセに電撃加入することとなった。

 クビサは2021年にWRTからLMP2に初参戦。その年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズを制し、ル・マン24時間レースではルイ・デレトラズ、イーフェイ・イェと共にクラス優勝まであと1周というところまで迫った。

 その後クビサはプレマへ移籍して2022年にWECフル参戦。今年はWRTに復帰し、デレトラズとルイ・アンドラーデと共にWECのLMP2タイトルを掴んだ。