アルファタウリは、2023年シーズンのF1最終戦であるアブダビGPに持ち込んだアップデートの詳細が明らかとなった。

 アルファタウリのアップデートはフロアが中心であり、2024年に向けた研究開発のためのトライアルという側面が強い。ただ、ウイリアムズとのコンストラクターズランキング7位争いを助ける”コンマ数秒”をもたらすことをチームも期待している。

 金曜の朝に発表されたFIAの技術文書によると、アルファタウリは「フロア前方の局所的な荷重発生を改善するため」メインフロアボディとそのエッジ、フェンスを作り直したという。

 チームはさらに、次のようにアップデートを説明している。

「プランクに近いミッドフロアと”カヌー”の表面も、フロアのその部分からより大きな局部荷重を発生させることができるよう、広範囲にわたって改良されている」

「フェンスの前後方向の位置と間隔も、相対荷重を最適化するため、以前のフロアから大幅に変更された。一番外側のフェンスの上面裏側も、フロアエッジウイングへの空気の流れを改善するために変更された」

 フロアエッジウイングの前方部分は、リヤへの気流の質を向上させるためにキャンバーを小さくし、後方部分は局所的な荷重の発生を増加させるために形状が変更されている。

 また、この最終戦でアップデートしたのはアルファタウリだけではない。アストンマーチンはアッパーウイング、ビームウイング、エンドプレートに変更を加えた新しいリヤウイングを持ち込んだ。

「アッパーリヤウイングアッセンブリーは、セクションが変更され、フロントビューが変更され、ウイング先端の処理が変更されている。フラップは2種類から選べる」とチームは説明している。

 ビームウイングはメインウイングの変更と連動するように調整され、エンドプレートはより効率的で異なる空気抵抗レベルで機能するように意図されている。

 また、アルファロメオもメインプレーンとフラップを再設計した新しいフロントウイングを持ち込んだ。この新しいウイングは、弱点であったマシン全体の空力効率を改善するためのものだ。