MotoGP第20戦(最終戦)バレンシアGPのMoto2クラス予選がリカルド・トルモ・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのはアロン・カネット(Pons Wegow Los40)だった。

 2023年シーズンのMoto2は、同クラス2年目のペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)が圧倒的な強さを見せ、第18戦の段階でタイトルを確定済。MotoGPクラスへの昇格も決まっている。

 最終戦の予選では、Q1に18台が出走。上位4台がQ2に進むことができる。日本勢は小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)、野左根航汰(Correos Prepago Yamaha VR46 Team)、羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)が揃ってQ1スタートとなった。

 しかし小椋はセッション序盤から1分34秒412をマークしてトップに立つと、後続のタイム更新によって4番手に落ちた後も1分33秒987にタイムを上げて再びトップに返り咲いた。

 その後1分33秒940にさらにタイムアップした小椋だが、チームメイトのソムキアット・チャントラが小椋の背後にピッタリとつけて周回し、1分33秒851にタイム更新。IDEMITSU Honda Team Asiaのワンツーとなった。

 ラストアタックではフィリップ・サラック(QJmotor Gresini Moto2)がトップに立ってセッション終了。サラック以下、チャントラ、小椋、ジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)までがQ2に駒を進めた。なお羽田と野左根は共に転倒があり、Q1敗退となった。

 迎えたQ2の前半でセッションを優位に進めたのは、フェルミン・アルデゲル(Speed Up Racing)。直近4レースで3勝・3ポールポジションと波に乗るアルデゲルは1分34秒024でトップに立った。その後カネット、ジェイク・ディクソン(GasGas Aspar Team)、サム・ロウズ(Elf Marc VDS Racing Team)らがアルデゲルのタイムを更新したが、アルデゲルは1分33秒488にタイムを伸ばし、再びトップに立ってみせた。

 セッション終盤、マルコス・ラミレス(American Racing)が1分33秒508と好タイムをマークするもわずかにトップには届かず。ラストアタックではアルデゲルも自己ベスト更新はならず、このままアルデゲルのポールで決まりかと思われたが、カネットが1分33秒314をマーク。今季3度目となるポールポジションをかっさらった。2番手はアルデゲル、3番手はラミレスだった。

 なおQ1を突破してきた小椋はQ2ではタイムが伸びず、17番手から決勝レースを迎えることとなった。