MotoGPバレンシアGPのMoto3クラス決勝が行なわれ、Liqui Moly Husqvarna Intact GPの佐々木歩夢が勝利した。

 Moto3クラスは日本人ライダーの佐々木がタイトルを争ったが、第19戦カタールGPでジャウマ・マシア(Leopard Racing)がチャンピオンに決定。佐々木は来季のMoto2ステップアップを前に、Moto3最後のレースでフロントロウ2番手を獲得した。

 ポールポジションはチームメイトのコリン・ベイアーだが、彼はサイティングラップで転倒があった。幸い本人には怪我などはなく、マシン修復も間に合い無事にスタートを迎えることができた。

 20周で争われるレースは、佐々木が好スタートを切ってホールショットを奪った。ターン2ではクラッシュも発生したが、先頭集団には大きなアクシデントはなかった。

 佐々木はベイアー、デニス・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)らとバトルが続き、序盤はベイアーの後ろ2番手を走行する時間がしばらく続いた。なおトップ3以下も大きな差はついておらず、7番手までがトップ集団だ。

 ベイアーが集団を引っ張る展開は半分の10周を過ぎても変わらず。オンジュが佐々木を追い抜いて行く場面もあったが、佐々木とのバトルでポジションが安定せずにいたことで結果的にベイアー首位が変わらない状況だった。

 トップを走るベイアーはペースを落としていたが、10周を過ぎた当たりからペースを持ち直しはじめたこともあり、先頭は譲らなかった。

 その後佐々木が一度ダビド・アロンソ(Valresa GASGAS Aspar Team)に追い抜かれる場面がありつつも、それを抜き返し、残り5周でベイアーを抜いてトップへ浮上。さらにベイアーはラインを膨らませてしまったことで、4番手まで後退してしまった。

 以降は佐々木、イヴァン・オルトラ(Angeluss MTA Team)、アロンソ、ベイアーのトップ4が鍔迫り合いをしながらラップを消化し、レースはラストラップに突入した。

 佐々木はペースこそ圧倒的ではないものの、各コーナーをしっかりと抑えてオーバーテイクを許さずに走りってトップチェッカー。Moto3での最後のレースを勝利で締めくくった。2位はアロンソ、3位はオルトラだった。

 他の日本勢は、山中琉聖(Valresa GASGAS Aspar Team)が10位、古里太陽(Honda Team Asia)が11位、鳥羽海渡(SIC58 Squadra Corse)が20位という結果に終わった。

 最終的に佐々木は、チャンピオンとなったマシアから6ポイント差のランキング2位でシーズンを終えている。