2023年のMotoGPシーズンが終了した。最終戦バレンシアGPまで、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とホルヘ・マルティン(プラマック)のスリリングなタイトル争いが続いたが、バニャイヤが連覇を達成。まだ激闘の余韻に浸っている方も多いだろう。

 だが、グリッドの中にはすぐにでも気分転換を図らなければならない者もいるだろう。それがマルク・マルケスだ。最高峰クラスで6度の王者に輝いたマルケスは、レプソル・ホンダとの11年にわたる関係に終止符を打ち、ドゥカティのサテライトチームであるグレシーニに移籍する。

 バレンシアGP後に同地で行なわれるポストシーズンテストの注目ポイントはいくつかあるが、そこで初めてドゥカティのバイクを試すマルケスがスポットライトを浴びることになるのは明らかだ。

 そして、それをドゥカティ自身も楽しみにしている。ドゥカティのゼネラルマネージャーであるジジ・ダッリーニャはカタールGPの後、『Sky Italia』にマルケスが2023年型のバイクでどんな走りを見せるのか「とても興味がある」とコメントした。

「マルクが我々のバイクでどんな走りを見せるのか、すべてのモーターサイクルファンと同じようにとても興味がある」

「彼は間違いなく、自分を苦しめるライダーを見つけるだろう。なぜなら、(ドゥカティ陣営のライダーの)レベルが非常に高いからね」

「ペッコ(バニャイヤ)、ホルヘ、エネア・バスティアニーニは間違いなくマルクのレベルになるだろう。とはいえ、彼のマシンの印象も気になるところだ」

 ダッリーニャはまた、マルケスの移籍によってシートを失うことになったファビオ・ディ・ジャンアントニオにも言及。カタールGPで優勝し、バレンシアGPでも2番手でチェッカーを受ける(タイヤ内圧違反で4位に降着)など来季のシートを確保する上で最高のアピールを見せた彼は、MotoGPに残るに値するとダッリーニャは語った。

「ファビオは信じられないようなシーズン終盤を迎えている。もし彼に手を差し伸べることができるのなら、手を差し伸べたい」

「彼は1勝を挙げたが、そうでなかったとしても、チャンピオンのようにシーズンを終えることができた」

「彼は世界チャンピオンや他の誰とも対等に戦ってきた。残念ながら、私には彼に与えられるバイクはない。でも彼はそれに値するし、MotoGPに留まる資格があるとだけ言える」