FIA世界耐久選手権(WEC)の2024年エントリーリストが発表された。来季はハイパーカークラスの参戦台数が13台から19台に拡大。新設のLMGT3クラスは18台で、2クラス合計37台がフルシーズンを争うことになる。

 ハイパーカークラスで注目なのは、3台目のフェラーリ499Pが参戦すること。ファクトリーカーと同じくAFコルセがこの83号車の運営を担う。なお、マニュファクチャーズ選手権には1メーカーにつき2台までしかエントリーできないため、このマシンは対象外だ。

 先日、AFコルセとロバート・クビサが契約。当時はその参戦プログラムは明かされていなかったが、クビサはこの83号車をドライブすることになる。

 その他にも、BMW『M Hybrid V8』とアルピーヌ『A424』が2台ずつ、ランボルギーニ『SC63』が1台、いずれもLMDh車両としてWECに新規参戦。さらにイソッタ・フラスキーニのLMH車両『ティーポ6コンペティツィオーネ』、ポルシェ963を走らせるハーツ・チームJOTAの2台目もエントリーしている。

 一方、2023年にハイパーカークラスを戦っていたヴァンウォールの名前はエントリーリストにない。また、グリッケンハウスも来季は参戦しない意向であることをすでに発表している。

 これにトヨタ、フェラーリ、ポルシェ、プジョー(それぞれ2台)、キャデラック、ポルシェカスタマーのプロトン・コンペティションといった継続参戦組が加わり、合計19台となる。

 現段階では各マシンのドライバーは最低1名指名すればよいため、まだエントリーリストには空白も多いが、トヨタとポルシェのファクトリーチームはすでにフルラインアップを発表している。

 アルピーヌがミック・シューマッハーを起用する他、ハーツ・チームJOTAはセバスチャン・ベッテルやジェンソン・バトンと交渉中であることが知られており、今後のアップデートにも注目が集まる。

 LMGT3クラスは、フェラーリ、ポルシェ、シボレー、アストンマーティン、BMW、ランボルギーニ、フォード、マクラーレン、レクサスの9メーカーがそれぞれ2台ずつのマシンをエントリーしている。

 このクラスで注目が集まるのが、BMW M4 GT3を走らせるバレンティーノ・ロッシだ。MotoGP界のレジェンドが、ついにWECにフル参戦する。もう1台のドライバーには、日本のファンにもお馴染み、アウグスト・ファルフスが指名されている。

 すでにマクラーレン720S GT3 EVOを走らせるユナイテッド・オートスポーツから佐藤万璃音が参戦することが明らかとなっている他、D'station Racingがプロドライブと組んでアストンマーチンを走らせる。またレクサスもASPと組んで参戦するなど、日本勢の活躍にも注目だ。