マクラーレンからインディカーに参戦するパトリシオ・オワードは、アブダビで行なわれたF1のタイヤテストに参加。2番手タイムを記録した。

 このテストは、オワードが2024年のF1リザーブドライバーを務めることが発表された数日後に行なわれたものだ。オワードはすでに2021年のマシンであるMCL35を使ったプライベートテストや、数回のFP1出場を果たしている。

 オワードは2024年、インディカーのシーズンに集中した後、9月のシンガポールGPからリザーブドライバーとしてF1チームに加わる予定だ。

 24歳のオワードにとって、アブダビでのテストは夢のF1シートに向けたステップのひとつだが、マクラーレンでインディ500に勝つことが最優先事項だと語っている。オワードは2022年のインディ500で2位、惜しくもマーカス・エリクソンに敗れたのが最上位となっている。

 これまで以上にF1シートを身近に感じているかと尋ねられたオワードは、次のように答えた。

「FP1やテストの回数を重ねるたびに、マシンに乗る時間は増えていく。そしてそれは、誰かが最終的に僕のことを信じていて、もしその扉が開かれたときに備えるチャンスを与えてくれていることを意味する」

「僕はインディカーでやるべきことに完全に集中している。マクラーレンにインディ500勝利をプレゼントしたいし、僕はもう来年5年目になるから、彼らにそれをもたらせる人間になりたい」

「それからF1でのチャレンジに挑んで、単に楽しむだけでなく、優勝候補になることができたら、それはシンデレラ・ストーリーになるだろうね」

 計103周を走行したアブダビでのF1テストについて、オワードは終盤ソフトタイヤを履いての走行までに、いかに進歩を続けたかという点で満足していると話した。

「今日のスタートから終わりまで、そして最後から2番目のソフトタイヤでの走行から最後のソフトタイヤでの走行にかけてですら、コーナーごとにかなり学習していった」

「(限界に)かなり近づいていると思う。まだやれることは少しあるけど、今日はクルマを乗りこなしているような感じで、とてもいいところまでいけた」

「今日は100周以上走ったし、首も問題なかった。この2年間、僕が首をどれだけ鍛えてきたかわからないだろう。このクルマの能力に耐えられるように、日々首を”破壊”してきたんだ」

 ランキング4位で2023年シーズンのインディカーを終えたオワードは、F1での仕事が将来のキャリアに関係なく、より良いドライバーにしてくれると感じている。

「チャンピオンになりたければ、成長するために快適ではないポジションに身を置く必要がある」

「多くの仕事、多くの細かい作業が必要で、時には本当にイライラすることもある。でも、ここまで来るのに本当に苦労してきた。だから、僕にとってはいい挑戦なんだ」

「もしそれ(F1参戦)が実現すれば、素晴らしいことだ。ここにいるだけの実力はある。でも、もしそうならなかったとしても、他のどこへ行っても、僕をより良いドライバーにしてくれるだろう」