F1の2023年シーズンに大きな進歩を果たしたマクラーレン。所属のランド・ノリスは来季に向けて改善点が残るとする一方で、チームは“正しい道”を進んでいると語った。

 マクラーレンは2022年から2023年にかけてのオフシーズンで開発目標を達成できなかった。今季の開幕2戦は両ドライバーとも入賞できず、シーズン序盤は不調に終わった。しかしチームはオーストリアGPから段階的にアップデートを投入。メルセデスやフェラーリ、アストンマーチンなどレッドブルを追う2番手争いに加わった。

 大躍進によってマクラーレンは、シーズン序盤に勢いを見せたアストンマーチンを抜いてコンストラクターズランキング4位を獲得した。そしてノリスは、マクラーレンがもう一歩前進する可能性が残されているとの考えを語った。

「ペースでメルセデスに追いつき、フェラーリに追いつくために……僕らは2年も彼らの後ろを走ってきた」

 ノリスはそう語った。

「彼らが前進できていない中で、僕らは大きな一歩を踏み出すことができた。僕らが改善できることは沢山あるけど、僕らにとって良い時間だった」

「パズルのピースを組み立てるにはまだ少し時間がかかるけど、重要なピースは見つかった。進むべき方法は見えているし、僕はチーム全体をとても誇りに思っている」

「今がバーレーンの状況なら、先を見据えた時にもうシーズンが終わってしまうのかと恐ろしかっただろうね。7回の表彰台と素晴らしい瞬間を経験できたことは間違いなく予想外だった」

 2024年シーズンは、マクラーレンが新設した風洞施設を通ったマシンが初めて実戦投入される。またチームはレッドブルからロブ・マーシャル、フェラーリからデビッド・サンチェスを獲得し、それぞれをエンジニアリング・デザイン担当、マシンコンセプト・パフォーマンス担当のテクニカルディレクターとしてチームでの仕事をスタートさせる。

 ノリスは2025年末でマクラーレンとの現契約が切れ、レッドブルやメルセデス、アストンマーチンが獲得を狙っているが、チーム体制の改善がノリスを引き止める一因になるはずだ。

 ノリスもマクラーレンでの2024年シーズンに意欲を燃やしている。

「とてもワクワクしているよ」とノリスは言う。

「(2023年の)中盤時点でシーズンをスタートさせていたら、コンストラクターズランキングで2位、ドライバーズランキングで2位になっていたはずだ」

「そう上手くはいかないのは分かっている。でも僕らは正しい方向に進んでいる。そう言いたいんだ」

「新しいスタッフもいる。彼らは2024年にやってくる。彼らがもたらしてくれるモノ全てをすぐマシンに搭載できる訳ではないかもしれない。でも既に知っていることだ」

「この4〜6ヵ月で歩んだ道のりから、僕らは多くのことを学んだ。最終的に僕らは正しい道を歩んでいるし、どの方向に突き進むべきか分かっているからワクワクしている」

「シーズンを上手くスタートさせたい。バーレーンで良いスタートを切ることができれば、もっとワクワクできると思う」