フォーミュラEは、2026-2027年シーズン(シーズン13)から使用されるGen4マシンのシャシー、バッテリー、タイヤの生産を担当する企業の申請を承認したと発表した。

 6日(水)に開催された世界モータースポーツ評議会で、フォーミュラEのサプライヤー入札の結果が明らかとなった。ブリヂストンは、2010年にF1との長期にわたる関係が終了して以来、初めて世界選手権のシングルシーター競技に戻ってくることになった。

 ブリヂストンは最近、F1へのタイヤ供給復帰を目指し入札に参加したが、F1ではピレリが少なくとも2027年までF1へのタイヤ供給を続けることになった。

 一方でブリヂストンがハンコックに代わってフォーミュラEにタイヤを供給することになり、2026-2027年シーズンから少なくとも4年間にわたって使用されるGen4マシン用の2種類のタイヤを製造する。

 2種類のタイヤは、”ベースライン”と”タイフーン”と呼ばれる。ベースラインは、全天候型の溝ありタイヤであり、小雨時も含めて安全にレースを行なうために十分なグリップを保証しなければならない。タイフーンは、大雨時に使用が命じられるタイヤとなっている。

 フォーミュラEのチームとドライバーが同じイベントで2種類のタイヤを使用するのは、9シーズンぶりのことだ。

 Gen4マシンにバッテリーを供給するのは、世界耐久選手権(WEC)でグリッケンハウスと組んでいたポディウム・アドバンスド・テクノロジーズ。フロントのパワートレインはマレリが供給する。

 シャシーはシリーズ発足以来、前3世代のマシンも手がけていたスパーク・レーシング・テクノロジーズ・グループが引き続き担当する。

 FIAによるとこれらの企業が選ばれたのは、「提出された入札を徹底的に分析し、各製品の技術仕様、製造能力、イベントでのサポート案など、様々な点を評価し、それぞれの候補者の施設の視察を行なった」結果だという。

 2021-22年シーズンに導入されたGen3マシンと比べ、Gen4マシンはピーク出力が現在の約2倍の600kWになるなど、大幅なパワーアップを果たす予定だ。

 またエアロダイナミクスにも重点が置かれる。ハイ・ダウンフォース仕様とロー・ダウンフォース仕様の2種類のパッケージが設定され、Gマシンの全幅は100mm、重量は76kg増加する。