ランド・ノリスはマクラーレンとの契約延長に合意し、少なくとも2027年まではチームに留まると見られている。ノリスはチームの未来を信じており、テクニカルレギュレーションが一新される2026年シーズン以降にはタイトル争いに加わるチャンスが訪れるかもしれないと考えている。

 ただその一方で、新レギュレーション導入まではレース勝利を狙うことがチームにとっての現実的な目標だとノリスは考えている。

 マクラーレンは2023年、シーズン途中の大型アップデートで急速にパフォーマンスを改善し、最速のレッドブルを追うメルセデス、フェラーリ、アストンマーティンと表彰台を争い、コンストラクターズランキング4位を獲得した。

 新シーズンでのさらなる飛躍に期待がかかる中、ノリスは慎重な姿勢を見せており、チームがすぐさまタイトルへの本格的な挑戦を開始できるような状態にはないと考えている。

「去年は勝利まであと少しという場面もあったし、レッドブルからそう遠く離されていないというレースもあった」とノリスは言う。

「そう考えると、僕がF1デビューして以来、最も競争力のあるマシンだった」

「それを考慮すると、僕がマクラーレンに来て以降で、(F1キャリア)1勝目に最も近いところにいる。でも、タイトル争いはもっと大きなステップだよ」

「今年はレースで勝てるかと訊かれたら、僕はイエスと答えるだろうね」

「でも、レースで勝ってチャンピオンになれるかと訊かれたらどうだろう? トップでレースをするということは、僕にとっても、チーム全体にとっても、ファクトリーのみんなにとっても別次元だと思う」

「メカニックたちにとっても、プレッシャーや興奮の度合いが違うんだ」

 またノリスは、マクラーレンは現状でも上手く物事が運べばレース勝利を争うことができる実力があると感じているものの、毎レースのように勝利を争う一貫性が不足していると語った。

「彼らに挑む準備ができていると思うか? 状況によっては、間違いなくできている。レッドブルやフェラーリ、メルセデスと戦う機会があったし、戦略やピットストップ、その他諸々で彼らと真っ向から戦ってきた」とノリスは言う。

「大方、僕らは上手く進めることができた。プレッシャーに関しても、ここにいる全員がとても良いポジションにいると思う」

「でもタイトルを争うとなると、メンタリティが少し変わってくると思う。でも僕はマックス(フェルスタッペン/レッドブル)やルイス(ハミルトン/メルセデス)と戦う準備ができていると感じている」

「一貫性やそれに伴う小さな決断次第だけど、彼らを相手にすると予測は難しい。彼らの次の一手が分からないし、同時に彼らも僕らの次の一手が分からないからね」

 ノリスは2026年のレギュレーション変更が、トップチームにとっては主導権を握ってタイトルを狙う絶好のチャンスになると考えている。

「タイトルについて、『2026年はグリッドにいる全ての人にとってチャンスだ』と今後2年間は言いたいところだけど……それが大きな、大きな疑問符でもある」

「でも今年僕らがどうなるか見てから、また質問すればいいさ」