世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦ラリー・モンテカルロは、ヒョンデのティエリー・ヌービルがセバスチャン・オジェ(トヨタ)との激戦を制して優勝を果たした。

 大会2日目(SS3〜SS8)を終了した時点では、トヨタのエルフィン・エバンスとオジェがワンツー体制を築いていたものの、ヌービルが3日目午前のステージ(SS9〜SS11)でトヨタ勢との差を詰め逆転した。

 ラリー・モンテカルロ10勝目がかかっているオジェも負けじと食い下がり、首位を取り戻すが、SS14ではヌービルが再逆転。オジェに3.3秒差をつけて最終日を迎えることになった。

 WRCは今季から新しいポイントシステムを導入しており、土曜日までの順位と日曜日の走行タイムで獲得ポイントが決まる2段階のシステムとなっている。土曜日を首位で終えたヌービルは暫定的に18ポイントを獲得した(ラリーを最後まで走り切ることが条件)。

 新ポイントシステムでは競技最終日、SS15〜SS17の合計タイムも重要となってくるが、ヌービルはSS15、SS16でも最速タイムをマーク。オジェとの差を13.5秒まで広げて、有名なチュリニ峠を駆け上がる最終パワーステージに臨んだ。

 ヌービルは全く手を緩めず、パワーステージを最速で駆け抜け、日曜日のステージ3連勝。新ポイントシステム1戦目にフルポイント30点を獲得してみせた。

 オジェは2位となり、ラリー・モンテカルロ10勝目はならず。3位にはトヨタのエルフィン・エバンスが続いた。

 4位はヒョンデのオット・タナク。5位はM-スポーツ・フォードのアドリアン・フルモーとなった。

 トヨタの勝田貴元は、SS3でコースを外れ5分ほどタイムロス。そこから少しずつカムバックし、パワーステージを3位で走り抜けてボーナス3点を加えた。最終的にヌービルから8分28秒遅れの7位でラリーを終えた勝田だが、合計獲得ポイントでは6位のアンドレアス・ミケルセン(ヒョンデ/6点)を上回る9点を獲得している。

 マニュファクチャラーチャンピオンシップでは、トヨタがヒョンデより1ポイント多い、46ポイントを獲得しトップに立っている。