スペインのカタルニア・サーキットで、ピレリのタイヤテストがフェラーリのサポートを受けて実施された。このテストは1月29日と30日の2日間にわたって行なわれ、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.が昨年型マシンSF-23を精力的に走らせた。また、育成兼リザーブドライバーのアーサー・ルクレールも、2022年のマシンF1-75で走行した。

 このテストは、ピレリが2025年に向けて開発しているコンパウンドのテストとして行なわれたもので、オーバーヒートを軽減するため、様々なコンパウンドと構造を組み合わせたタイヤが持ち込まれたようだ。

 初日前半はシャルル・ルクレールが走行を担当し、79周を走破した。午後にはサインツJr.が乗り込み、60周を走った。

 この日の最速タイムはサインツJr.が記録した1分15秒160。シャルル・ルクレールは1分16秒097だったが、タイヤテストはチームやドライバーにほとんど情報を与えないブラインドテストとして行なわれたということもあり、サインツJr.が最速タイムを記録した時と一概には比較できないものだ。

 火曜日には午前中にサインツJr.、午後にはシャルル・ルクレールと順番を入れ替えてドライブ。サインツJr.は90周を走って1分15秒802がベストタイム。シャルル・ルクレールは72周で、1分15秒068が最速だった。

 ピレリのタイヤテストは、次は2月6日と7日にスペインのヘレス・サーキットで行なわれる予定で、メルセデスとアストンマーティンが参加することとなっている。

■アーサー・ルクレールのカーナンバーは14? アロンソから奪う気?

 なおフェラーリの開発ドライバーであり、シャルル・ルクレールの実の弟であるアーサー・ルクレールも、このテストに参加。旧車テストのレギュレーションで許されている2年前のマシンF1-75をドライブした。アーサー・ルクレールにとっては、初のF1ドライブとなった。

 注目なのはそのカーナンバーだ。アーサー・ルクレールが走らせたマシンのカーナンバーは、14になっていた。この番号は、現在アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが使っている番号であり、他のドライバーが使うことは不可能なはずだ。

 ただルールを見ると、旧車テストで使うカーナンバーについては規定がなく、自身がF1参戦時に使うカーナンバーをマシンに取り付けるという義務は存在しない。

 フェラーリがmotorsport.comに説明したところによれば、14番はアーサー・ルクレールにとって縁起の良い数字であるため、F1-75に貼っただけだという。ちなみにアーサー・ルクレールは、2020年にフォーミュラ・リージョナルに参戦した際にもこの14番をつけていたという。