ポルティマオ・サーキットで1月29日から30日にかけて行なわれたWSBK(スーパーバイク世界選手権)のプライベートテストで、転倒したフランコ・モルビデリ(プラマック)は、念のため2度目のCTスキャンを受けたようだ。

 ドゥカティが主催したこのプライベートテストでは、WSBK(スーパーバイク世界選手権)のテストに加え、MotoGPライダーも市販マシンのパニガーレV4で参加。モルビデリやフランチェスコ・バニャイヤ、マルコ・ベッツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、マルケス兄弟などが、シーズン前のトレーニングとして活用した。

 しかしテスト2日目のセッション後半、モルビデリがターン9で大クラッシュに見舞われた。コースサイドにはオフィシャルや医療スタッフもいたが、プライベートテストであるため、グランプリほど充実した体制ではなかった。

 クラッシュの後、赤旗が提示された現場にさしかかったマルケス兄弟はバイクを止め、モルビデリがコースから離れ救急車にのせられるのを手伝ったという。

 プラマックはこの件について、ソーシャルメディア上でグレシーニに所属するふたりに感謝の意を表している。

 サーキットのメディカルセンターに運ばれ、検査を受けたモルビデリは、幸い大きな怪我は見られず、ガレージに姿を見せた。念のため、サーキット近郊のファロ病院に搬送されたモルビデリはCTスキャンを受け、頭部に小さな血栓があることが判明。一晩入院となった。

 motorsport.comの調べによると、医師たちは血栓の状態を確認するため、翌朝に2度目のCTスキャンを実施したようだ。

「頭に大きな衝撃を受けたにもかかわらず問題がないことを確認するため、2回目のCTスキャンの結果を待っているところだ。印象はポジティブだが、念のため確認したい」とチーム関係者は語った。

 午後になってプラマック・レーシングはモルビデリの状況を報告。すべて順調であること、無事帰国する予定であることを明かした。

「2回目のCTスキャンの結果は良好だった。フランコは検査のためアルボルの病院に搬送され、明日帰宅する予定だ」

 モルビデリは2月1日に帰国。そして2月6日から8日にかけてマレーシアのセパンでプレシーズンテストが行なわれるため、5日にはマレーシアに向かうフライトに乗ることになる。

 つまり短期間で6時間から7時間のフライトを2回経験することになるため、メディカル面で問題がないことを確実にしておく必要があるのだ。

 モルビデリはマルクVDS・ホンダから2018年にMotoGPデビュー。その後5シーズンに渡ってヤマハのバイクに乗った後、今季からドゥカティ陣営のプラマックに移り、ファクトリー仕様のバイクに乗る予定となっている。