ルイス・ハミルトンが、2025年からフェラーリに加入することが、ヨーロッパ時間の2月1日に発表された。

 ハミルトンのフェラーリ移籍の可能性が報じられたのは、2月1日のヨーロッパ時間午前中のことだった。このニュースを受け、ニューヨーク証券取引所でフェラーリの株価は10%以上高騰し、最高値を更新することとなった。

 そしてヨーロッパ時間の夜になって、フェラーリがプレスリリースを配信し、2025年からハミルトンが加入することを正式に発表した。これにより2025年のフェラーリは、ハミルトンとシャルル・ルクレールという超強力ラインアップとなる。

 ハミルトンは、メルセデスと2025年末までの契約を結んでいると考えられていた。しかし2025年についてはオプション契約だった模様で、ハミルトンはこれを行使しないことを決断したようだ。

 motorsport.comの調べによれば、メルセデスのスタッフは2月1日の午後にブラックリーで行なわれた緊急ミーティングで、チーム代表のトト・ウルフとテクニカルディレクターのジェームス・アリソンから、この件について知らされたようだ。

 ハミルトンは2007年にマクラーレンからF1デビューすると、2年目となる2008年に最初のチャンピオンを獲得。2013年からメルセデスに加入し、2014年と2015年、そして2017年から2020年まで、合計6回のチャンピオンを手にした。合計7回というチャンピオン獲得回数は、ミハエル・シューマッハーと並び史上最多タイである。

 ただ2022年と2023年は、メルセデスがマシン開発に失敗。圧倒的な強さを見せたレッドブルの前にまったく太刀打ちできなかった。これが、ハミルトンがフェラーリへの移籍を決断した一因になったと言えよう。

 メルセデスはハミルトンが離脱することになった今、後任となるドライバーを急遽探さねばならないこととなる。

 一方フェラーリにとってハミルトンを獲得したことは、大きなメリットがあるだろう。それが同社の株価にも表れている。

 前述の通りニューヨーク証券取引所でフェラーリの株価は、水曜日の取引終了時点では346.78(約50688円)ドルだったが、木曜日の取引開始と同時に急上昇。すぐに384ドル(約56129円)の値をつけ、その後も上昇を続けている。

 これによりフェラーリの時価総額の推定は691億2000万ドル(約10兆1032億円)へと高騰。わずかな時間で70億ドル(約1兆円)も上昇したことになる。