3日間行なわれたMotoGPのシェイクダウンテストを終えたジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)は、チームの取り組みに満足しているようだ。

 MotoGPは2月1日から3日間、セパン・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンテストを実施した。各メーカーのテストライダー以外にも、コンセッション(優遇措置)制度でテスト制限が緩和されているホンダとヤマハからはフル参戦ライダーも参加した。

 2日目からシェイクダウンに参加したミルは、セッション終了後にメディアに対しホンダの取り組みにある程度満足している様子を見せた。


「この数日間がすごく助けになるっていうのは明らかだね」とミルは語る。

「雨に降られてしまったのは残念だ。いろいろ試そうとしていたコトがまだあったんだよ。でもこの数日間はポジティブだと思うし、これだけたくさんのことを試せるというのはクレイジーだね。異なるバイク、異なるエンジン、異なる特性のモノを試してきた。進むべき方向を理解しないといけないんだけど、現時点では選べていないのが正直なところだ」

「新しいエンジンにはポジティブな面もある。でも今のところ、この2台目のバイクの完全なポテンシャルを完全に把握できていない。次の(セパンテスト)数日間でもっと走り込んで進歩できるか様子を見よう。他にも試したいことがあるんだ」

 ホンダは今回のシェイクダウンに、昨年11月末に行なわれたバレンシアテスト仕様から更にアップデートしたマシンを用意。ミルは2023年型を使うことなく作業を行なっている。

「バレンシアで試したバイクに変更を加えたものと、もう1台似たバイクがあった。でも別のエンジンになってキャラクターも違っている2台だった」

「ホンダが冬の間にやってくれた仕事には驚かないよ。彼らにはできると分かっていたし、期待していたからね」

「ただ、彼らが今年は以前の冬の間よりも懸命に取り組んでくれたのはあるかもね。ホンダで多くの変化があったのを見てきたし、それはホンダがこの状況から抜け出したいと思っているということだろう」

「もちろん、そう思うことと実現するのは別のことではある。他のメーカーは何年もかなり良い状況で、僕らには欠けている情報を多く持っているかもしれないんだ。3〜4年間追いかけていて、僕らはプロセスの真っ只中にある。順調に進んでいるけれど、開幕戦に向けて準備OKとは感じていないよ」

 なおミルは新型バイクについて改善が感じられていると語り、ホンダ自身の姿勢が変わったこともあり、ポジティブに前を見据えられているようだ。

「操作感は明らかに変わった。新型マシンはストレートでよりパワフルに感じられるんだ。エアロダイナミクスはほとんど無かった昨年のモノとは同じじゃない。まだ他に比べると小規模なソリューションではあるけれど、取り組みを進めているし、ライダー側からも全体を理解しようという試みを進めているんだ」

「彼らが今やってくれているように、ハードに取り組むことを僕は期待していた。そしてホンダ内部の変化は、モチベーションを上げてくれるよ。そういったもの全てのおかげで、僕もシーズン開幕に向けてよりパワフルな気持ちと自信を感じられているんだ」

「だから楽観的なんだよ。特に冬季テストはまだ2回あるしね」

「次の3日間(セパンテスト)でも前進し続けられると思う。そうなれば、もっと接近できるだろう」