2月5日(月)、ウイリアムズは2024年シーズン開幕に先立ち、新シーズンに投入されるFW46のカラーリングを公開した。

 近年は下位で厳しい戦いを強いられてきたウイリアムズだったが、昨シーズンは2018年以来となるコンストラクターズランキング7位を記録。2023年のFW45はサーキットによってバラつきはあったものの、激しい中団争いの中で速さを見せるシーンもあった。ここ数年ウイリアムズのマシンは“直線番長”と呼ばれ、ストレート成分の多いサーキットで特に輝きを放ってきたが、2023年はオールラウンドに速いマシンとなっていた。

 ウイリアムズはFW46でそこからもう一歩、ステップアップアップを目指すことになる。チームは2023年マシンの開発を早期に切り上げ、2024年に向けたマシン開発に集中することを選択しており、FW46にはチーム内外から大きな期待が向けられている。

 発表会で公開されたのはFW46のカラーリングのみ。濃淡の異なる2色の青を基調とし、ノーズやエンジンカバーに白や赤のストライプが入れられた。公開された画像を見る限りマシンは黒の部分も多く、ここは軽量化のためにカーボン地となるだろう。

 マシンサイドにはウイリアムズと新たにパートナーシップを結んだ日本・東京に本社を置く重機メーカー、小松製作所の”KOMATSU”ロゴが大きく掲載された。ハースF1のチーム代表に就任した小松礼雄のことを差している訳ではない。またインダクションポッドには、お馴染みとなったデュラセルの乾電池デザインも引き続き採用されている。

 今年のFW46を操るのは、アレクサンダー・アルボンとローガン・サージェントのふたり。アルボンは2022年からの加入以来チームを牽引し、昨年はほぼひとりでウイリアムズのコンストラクターズランキング7位獲得に貢献した。もうひとりのサージェントは今年でF1参戦2年目を迎える。ルーキーイヤーの2023年はアルボンに大きく差をつけられることになったが、辛うじて2年目のシートを掴むことができた。

 ウイリアムズはマシンパフォーマンスの改善だけでなく、組織改革にも着手。かつてメルセデスF1の戦略責任者を務めていたジェームス・ボウルズが昨シーズンからチーム代表に就任し、アルピーヌからは名エンジニアのパット・フライを技術責任者として引き抜いた。

 またF1人気の高まりと予算制限の導入、そしてドリルトン・キャピタルのチームオーナー就任によってウイリアムズは“その日暮らし”の財政難から脱却し、創業家から歴史を引き継ぐ名門F1チームを復活させる基盤を築きつつある。

 なお、今年のプレシーズンテストは2月21日から2月23日の3日間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットで実施される予定だ。その前日となる2月20日、ウイリアムズはバーレーンでフィルミングデーを行ない、真のニューマシンFW46を初走行させる予定だとしている。