MotoGPは2月6日からセパン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストがスタート。初日の走行では、プラマックのホルヘ・マルティンが最速タイムを記録した。

 2月1〜3日にかけてシェイクダウンが実施され各メーカーが新型マシンのチェックを行なった後、6日から2024年シーズン開幕に向けたオフィシャルテストがスタートした。

 なお優遇措置を受けてシェイクダウンからフル参戦ライダーを参加させていたホンダとヤマハ以外の3メーカー(ドゥカティ、KTM、アプリリア)のライダー達にとっては、今回が昨年11月のバレンシアテスト以来のMotoGPマシンでの走行となった。

 また1月末にバイクトレーニング中の転倒で頭を強打したフランコ・モルビデリ(プラマック)はテストを欠場している。

 長丁場のテストだが、最終的にトップタイムとなったのは1分57秒951を記録したマルティン。昨シーズンはタイトルを争いながらも最終戦で転倒リタイアによる決着という苦い結果に終わっていたが、2024年シーズンに向けた最初のセッションでいきなり速さを見せた。

 2番手タイムは今シーズン唯一の新人、ペドロ・アコスタ(GASGAS)が0.269秒差で続いた。アコスタは新人であるためシェイクダウンから走行しており、いわばテスト4日目。マルク・マルケス(グレシーニ)に並ぶ才能の持ち主とも言われているが、その才能の片鱗を見せつけてきた。

 3番手はヤマハのファビオ・クアルタラロ(+0.277秒)だ。クアルタラロもヤマハの優遇措置を利用してシェイクダウンから新型を走らせているが、彼は新型マシンでのエンジン改良を実感している様子だった。

 初日の走行では、久しぶりにMotoGPマシンに乗ったライダーが多いということも関係しているか、転倒者がある程度出た。グレシーニへ移籍して注目が集まっているマルク・マルケス、昨年王者のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、ラウル・フェルナンデス&ミゲル・オリベイラ(共にトラックハウス)、さらにジャック・ミラー(KTM)といった面々が2024年のMotoGPマシンでの初転倒を記録している。

 なお転倒のあったマルク・マルケスはセッション中に技術的なトラブルにも見舞われるなど、初日は順調にはいかなかった。

 また変わったところでは、アプリリアがマシンにF1で見られるようなエアロレーキ(気流計測用の装置)を搭載して走行を行なった。近年のMotoGPにおけるエアロダイナミクス重視の動きを良く表したモノと言えそうだ。