セパン・インターナショナル・サーキットで2月6日から行なわれているMotoGPのプレシーズンテスト。2日目はドゥカティのエネア・バスティアニーニが非公式ながらコースレコードを破る速さを見せて、トップタイムとなった。

 セパンテスト2日目は、午前中のセッション開始からさほど時間が経っていないうちから、各ライダーがアタックに入り、初日の自己ベストを次々と更新していく流れとなった。

 中でもホルヘ・マルティン(プラマック)が9周目に1分57秒273をマーク。これはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が昨年樹立したレコードタイムである1分57秒491を非公式ながらも上回るモノだった。

 その後は各ライダーがテスト項目をこなしていき、ラスト1時間までタイムシートに動きは少なかった。

 終盤にもう一度各車がアタックを行なうと、バスティアニーニが1分57秒134を記録。午前中のマルティンをも上回る速さを見せ、これがセパンテスト2日目の最速タイムとなった。2番手はマルティン(+0.139秒)、3番手はブラッド・ビンダー(KTM/+0.193秒)だった。また4番手にはアプリリアのアレイシ・エスパルガロが続き、トップ4を欧州3メーカーで分け合った。

 テスト2日目も各メーカーは空力開発に焦点を当てているようで、仕様違いのカウルを備えたマシンでの走行が数多く行なわれた。

 今季唯一のルーキー、ペドロ・アコスタ(GASGAS)は走るたびに改善を続け、最終的に1分57秒726で8番手タイムをマーク。MotoGPマシンで3度目となる転倒も喫している。

 優遇措置を受ける日本メーカー勢は、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)が10番手タイムで最上位。ヤマハのファビオ・クアルタラロが11番手に続いた。日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は16番手となった。

 テスト初日は転倒者が多く出ていたものの、2日目は前述のアコスタの他にはアウグスト・フェルナンデス(GASGGAS)程度と、その数は減少した。なお初日に転倒したラウル・フェルナンデス(トラックハウス)は怪我のリスクを考慮してセパンテスト2日目以降を欠場することになった。

 グレシーニへ移籍したマルク・マルケスはタイムこそ14番手に留まったが、この日は全ライダーで最多となる72周を走行。走り込んでドゥカティへの適応を進めた。

 セパンテストは8日(木)が最終日となり、その後19〜20日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕前最後のテストが行なわれる。2024年シーズンの開幕戦カタールGPは、3月8日に始まる予定だ。