アルピーヌは、2月7日に2024年を戦うF1マシンであるA524と、世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスを戦うA424を発表した。

 また2台体制で挑むWECのドライバーラインアップも明らかとなり、35号車のクルーはポール=ルー・シャタン、シャルル・ミレッシ、フェルディナンド・ハプスブルグ、36号車はニコラ・ラピエール、マシュー・ヴァクシビエール、スポーツカーレースではルーキーのミック・シューマッハーが務めることが明らかになった。

 加えてインターコンチネンタルGTチャレンジの覇者であるジュール・グーノンがチームのリザーブドライバーを務めることも明らかにされた。

 メルセデスのマシンを駆り、GT3のレースで活躍してきたグーノンは、バルセロナでの初テストを「魔法のようだった」と表現した。

「アルピーヌA424を知ることを本当に楽しみにしていたし、アルピーヌに加わることを許可してくれたメルセデスAMGに感謝したい」

「僕が長年にわたって戦ってきたGT界の偉大なドライバーたちの多くは、現在ハイパーカーの様々なコンストラクターに所属しており、これ(ハイパーカークラス参戦)は個人的な夢でもあったんだ」

「2005年に父(ジャン=マルク・グーノン)がLMP1クラスで戦ってきたことを思い出し、プロトタイプでル・マン24時間レースを総合優勝するために全力を尽くすと誓った」

「リザーブドライバーなのでまだ実現はしていないが、将来的にはその目標に近づけるよう、しっかりと仕事をし、改善を続けていきたいと思っている」

 アルピーヌは既に2023年6月にA424の“ベータ版”を公開。実戦投入される車両は数ヵ月前からサーキットでテストプログラムを実施しており、そのマシン形状は周知のことだろう。

 A424は、オレカの次世代LMP2シャシーをベースに、メカクロームと共同開発した3.4リッター・シングルターボV6エンジンを搭載。アルピーヌのロゴを象ったリヤライトが特徴的だ。

 チーム代表のフィリップ・シノーは、カタールで3月2日に開催されるWEC開幕戦にてデビューを果たすA424が「とてつもないポテンシャル」を秘めているとして、ドライバーたちがそのパフォーマンスを最大限発揮することに自信を持っていると語った。

「我々のドライバーラインアップは、我々が人の力をプロジェクト成功に向けた重要な要素とみなしていることを如実に反映していると言える。我々は妥協を一切していないし、ドライバーラインアップの原案が今実現に至ったのだ」

「ブルーノ・ファミンとの話し合いではすぐに意見が一致し、とても嬉しかった。彼らは皆経験豊富で、高いレベルの熱意を持つ、質の高いドライバーだ」

「我々は正しい選択をしたと思っているし、ハイパーカーでアルピーヌの新章を書き上げるのに理想的なこのチームには自信を持っている」