フェラーリF1は、アメリカのエナジードリンクブランドであるセルシウスと契約したことを発表した。

 セルシウスは昨シーズン、アメリカでの3レースをカバーする控えめな契約をフェラーリと結んでいたが、新たな複数年契約はレーシングスーツにロゴが入るなど、完全なグローバル・パートナーシップへと拡大している。

 2004年に設立され、ナスダック上場企業でもあるセルシウス・ホールディングスは、2022年に8.5%の株式を飲料大手のペプシコに売却し、現在の時価総額は約125億ドル(約1兆8700億円)となっている。

 セルシウスはF1を拡大計画の重要な一部と考えており、最近カナダ、イギリス、アイルランドへの進出を発表。アメリカとカナダではペプシコがこのブランドを販売しており、イギリスとアイルランドのパートナーはサントリーとなっている。

 この契約のルーツが昨年のアメリカ限定の契約にあることを考えると、2025年にハミルトンがフェラーリに移籍することは、同社のグローバルなマーケティング活動にとって歓迎すべきことであり、予期せぬ後押しとなるだろう。

 ハミルトンはこれまで長い間、モンスター・エナジードリンクと関係があった。しかし、彼が所属するメルセデスとの契約も、7度のワールドチャンピオンに輝いたハミルトンとの個人契約も昨シーズン限りで終了し、2024年からはマクラーレンとの契約に切り替わっている。

 F1に参入するエナジードリンクブランドは、必然的にF1を本拠地としているレッドブルに挑むことになる。レッドブルは1995年にザウバーと組んでF1に初参戦して以来その存在感を増し、今や押しも押されぬトップチームの一角となっている。

 フェラーリのチーフ・レーシング・レベニュー・オフィサーであるロレンツォ・ジョルジェッティは、「昨年、セルシウスとパートナーシップを結び、2024年シーズン以降のスクーデリア・フェラーリのグローバル・チーム・パートナーとなったことをうれしく思う」と語った。

「セルシウスは、ドライバーとチームメンバーが24グランプリの激しいシーズンを通して最高のパフォーマンスを発揮するために不可欠なエネルギーを提供してくれる。我々は、セルシウスと協力して、我々のグローバルなファンベースのために新しい資産と経験を提供することを楽しみにしている」

 セルシウスのマーケティング担当副社長であるカイル・ワトソンは次のように付け加えた。

「セルシウスはスクーデリア・フェラーリと、ドライバー、ファン、消費者がサーキットの内外で最高のパフォーマンスを発揮し、健康的な生活を送るための競争心を共有している」

「スクーデリア・フェラーリの世界トップクラスのF1チームとパートナーシップを拡大し続けることができ、これほどうれしいことはない」