フェラーリは、2024年シーズンを戦う新車SF-24を発表。そのリヤウイングは大きく刷新されている。

 昨年、レッドブルは優れた空力効率を武器にシーズンを支配。特にビームウイングとリヤウイングの相互作用が優れており、DRSを使った際のアドバンテージはさらに広がった。

 マクラーレンなどのライバルチームは2023年シーズン中からレッドブルの路線に追従したが、フェラーリもこのエリアで大きな変化を遂げようとしているようだ。

 テクニカルディレクターのエンリコ・カルディレは13日(火)に行なわれたチームの新車発表会で、フェラーリはSF-24でDRSのアドバンテージを追求するために多くの努力を払ってきたと語った。

 レッドブルのDRSの方向性に追求することはチームにとって重要なことなのかと尋ねられたカルディレは、次のようにmotorsport.comに答えた。

「ああ、このマシンの開発の一部は、リヤウイングを完全に刷新することだったんだ」

「クルマにはすでに新しいミッドダウンフォース・リヤウイングが装着されているし、それに合わせて我々が持っているすべてのレンジを刷新している。だから、リヤウイングにも注意を払っているんだ」

 SF-24の発表時点では、これまでとはセンターピラーのレイアウトが異なるリヤウイングが搭載されている。よりスワンネックスタイルとなったピラーはウイングのメインプレーンを吊り下げ、DRSポッドに接続されている。

 また、ウイングのデザインはアルピーヌが昨年使用していたデザインに近いものであり、翼端部分にフラップが追加されたような形になっている。これにより、まさにフラップが単独で存在しているような格好になっているのだ。これは翼端板の延長というよりも、メインプレーンの上に別のパーツを載せたような格好だ。

 SF-24はコンセプト的には全体的にレッドブルの方向へとシフトしているが、カルディレは、チームは依然として自分たちのやり方で物事を進めていると語った。

「我々は間違いなく、自分たちの方向性を持っていた」

「昨年は、エアロマップを形作る上でドライバビリティが何を意味するのかを理解するために大きな仕事をした」

「レッドブルの目標設定がどこまで進んでいるのか、あるいはこれから進んでいくのか、私にはわからない。ターゲットを見つけたら、我々は当然いくつかの選択肢をスキャンする。そして現在のものが我々自身のターゲットを達成するための最良の方法だと考えているんだ」

 カルディレは、発表されたマシンの仕様は開幕戦バーレーンGPで使うマシンと同じであり、チームが新車の特性をより理解した後にアップデートが行なわれるだろうと語った。

「ただひとつ言えることは、我々がすでに完成させたクルマは、以前のマシンと比べて進歩し、進化しているということだ」

「それから、最初のアップデートをいつサーキットに持ち込むのがいいかを決めることになる。最初のステップは、ライバルと比べて自分たちがどの位置にいるのかを確認することだ」