ホルヘ・マルティン(プラマック)は2024年のMotoGP開幕戦カタールGPで、ドゥカティ陣営入りしたマルク・マルケス(グレシーニ)が優勝争いに加わることも可能だろうと考えている。

 MotoGPクラスに2013年に昇格して以来ホンダ一筋だったマルケスは昨年、契約を早期に終了させてグレシーニへの移籍を決断。2024年はドゥカティ・デスモセディチGP23を使用してレースに挑むことになった。

 最近のMotoGPで優位に立つドゥカティのマシンを、6度のMotoGPチャンピオンが走らせるということで2024年に向けて、そのパフォーマンスに注目が集まっている。

 2月6〜8日に行なわれたセパンテストで、マルケスは6番手タイムを記録。テストの振り返りではまだホンダ時代のように乗ってしまっていると認め、トップを争うドゥカティ勢のフランチェスコ・バニャイヤやエネア・バスティアニーニ、マルティンといったライダー達ほどに速くはないという分析も語った。

 しかし、ライバルはそう簡単にマルケスの言葉を信じたりはしないようだ。昨年のランキング2位であるマルティンは、開幕戦カタールGPからマルケスが優勝争いに加わってくる可能性があると主張した。

「彼は僕の予想していたところに来ている。カタールでは凄く接近してくるだろうし、勝利に向けて準備ができているだろう」

 そう語ったマルティンは、セパンテストで2番手タイムを記録。3日間のテストは順調に進み、2024年シーズン開幕に向けていい準備ができているという。

「かなり強さを感じられている」

「今は経験を積んだと感じているんだ。コメントもより正確になり、前進している」

「今回、とても良い感触があった。まだ取り組むべき所は少しあるけれど、最終的にはスタート地点としてより良いベースにたどり着けた」

「僕は自分自身に集中して、スキルとライディングスタイルを改善しようとしている。結果はいずれついてくると思う。昨年の経験も、大きく役に立つだろう。うまくいけばペッコ(バニャイヤ)に対してまた挑めるかもね」

「準備は良いよ。全てにおいて準備ができていると思う。もちろん、どうなるかは分からないけどね。テストでは多くのライダーが素晴らしいペースを示していて、分析が凄く難しい。タイヤがどうなっているかなど、正確にわからないこともあるけど、ペッコと僕だけの争いにはならず、他の多くのライダーが加わってくると思っている」

 マルティンは今回ドゥカティが持ち込んだ新しいエアロについて、ファクトリーチームのふたりと異なり、初めは良い感触を持てていなかったという。しかし最終的には良くなったと感じたことで、安堵したと明かしている。

「ペッコとエネアが(新しいエアロを)気に入ってるようだったけど、僕はそうではなかったからちょっと頭が痛かったよ。不思議だったんだ。僕らは普段からコメントが同じだったからね」

「それで、今日(3日目)は朝から競争力があるとすぐに感じられたんだ。出て戻ってと2回ほどやったけど、少し良くなったと感じたし、ポテンシャルはもっとありそうだった。2024年に向けたパッケージをやっと手にできて嬉しいよ」