2月19日、カタールのルサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGPの2度目のプレシーズンテストが始まった。初日はフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がトップタイムを記録した。

 MotoGPは2月6〜8日にセパンテストを実施し、今回がシーズン開幕前最後のテストとなっている。テストは2日にわたって行なわれ、3月8日には開幕戦カタールGPが始まる予定だ。

 カタールテストは日の出ている頃から開始されたが、路面コンディションが良くなかったこともあり、序盤はゆっくりとしたスタートだった。日が沈むにつれてコースに向かうライダーが増えた。

 2日間のテストの初日、トップタイムを記録したのはドゥカティのバニャイヤだ。8時間のテストのうち、6時間が終了したところで1分52秒040を記録し、レコードタイムまであと0.4秒というところまで迫った。

 ドゥカティ勢は2024年型、2023年型のライダーのどちらも好調だった。2番手タイムにはバニャイヤと同じく最新型を駆るホルヘ・マルティン(プラマック)が続き、2023年型のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)も5番手に入った。

 そんなドゥカティ勢に食らいついていたのが、アプリリアとKTMだ。セパンテストから好調だったアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がバニャイヤに対して約0.3秒差の3番手となり、セパンでは新型への適応に苦しんでいマーベリック・ビニャーレスも0.45秒差の6番手まで改善している。

 またKTM勢ではブラッド・ビンダーがエスパルガロと0.004秒差の4番手タイムで上位に加わった。

 期待がかかる大型ルーキーのペドロ・アコスタ(GASGAS)はまだコース上にライダーの少ない時間帯からコースイン。最終的にはこの日最多となる73周を走り込み、トップから0.898秒差の15番手となった。

 上位をヨーロッパ勢が占めるなか日本勢で奮闘したのが、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)だ。ドゥカティからの乗り換えとなるザルコは0.592秒差で9番手、クアルタラロは0.597秒差で10番手とトップ10に食い込んだ。ザルコのチームメイト、中上貴晶は1.168秒差で17番手だ。

 一方でドゥカティ陣営に移籍したマルク・マルケス(グレシーニ)は0.919秒差の16番手で、今回は控えめなポジションで1日目を終えている。

 なおカタールテストでは、セパンテスト中に転倒して大部分を欠席していたラウル・フェルナンデス(トラックハウス)が復帰。改めてマシンへの習熟を進めた。

 1月末にバイクトレーニング中に転倒し頭部を強打してしまったフランコ・モルビデリ(プラマック)は、ドクターストップ中ということで現地に足を運びつつもテストは欠席。開幕戦で復帰する予定だ。なおテストには代役としてドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピッロが参加した。

 カタールテストは2日間しか行なわれないため、2月20日が最終日となる。同じサーキットで開幕戦が行なわれるため、タイムアタックやレースシミュレーションの両方が重要な1日となってくるだろう。

Pos. ライダー チーム Time/Gap Laps
1 フランチェスコ・バニャイヤ Ducati Team 1'52"040 51
2 ホルヘ・マルティン Pramac Racing +0"220 58
3 アレイシ・エスパルガロ Aprilia Racing +0"292 53
4 ブラッド・ビンダー KTM Factory +0"296 51
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ VR46 Team +0"427 41
6 マーベリック・ビニャーレス Aprilia Racing +0"455 60
7 アレックス・マルケス Gresini Racing +0"516 53
8 エネア・バスティアニーニ Ducati Team +0"549 39
9 ヨハン・ザルコ LCR Honda +0"592 52
10 ファビオ・クアルタラロ Yamaha Factory +0"597 58
11 マルコ・ベッツェッキ VR46 Team +0"759 62
12 ラウル・フェルナンデス Trackhouse Racing +0"774 48
13 ジョアン・ミル Repsol Honda +0"783 52
14 ジャック・ミラー KTM Factory +0"856 57
15 ペドロ・アコスタ Tech3 +0"898 73
16 マルク・マルケス Gresini Racing +0"919 58
17 中上貴晶 LCR Honda +1"168 49
18 ルカ・マリーニ Repsol Honda +1"393 51
19 アレックス・リンス Yamaha Factory +1"602 51
20 アウグスト・フェルナンデス Tech3 +1"715 54
21 ミゲル・オリベイラ Trackhouse Racing +1"903 57
22 ミケーレ・ピッロ Pramac Racing +2"469 45
23 カル・クラッチロー Yamaha test team +2"471 55