ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は2024年型マシンが、依然としてグリップが足りない問題を抱えていると不満を口にしている。

 2月初旬に行なわれたMotoGPセパンテストで、ヤマハは弱点のひとつだったエンジンパワーとトップスピードの面では順調な進歩を示していた。しかしクアルタラロは、グリップ不足にも不満をこぼしており、セパンテストでも継続的な懸念事項だと語っていた。

 クアルタラロはカタールテスト初日終了後も新品タイヤでうまくラップタイムを稼ぐことができないままだと指摘しており、「受け入れられない」モノだと表現している。

「この問題は以前と同じもので、グリップなんだ」

「このグリップはひどいよ」

「バイクが本当にアグレッシブで変わっていない。新品のタイヤを履いたときも、基本的に何も変わりがない」

「ミディアムタイヤを使っていたとき、新品タイヤを使っても11周使ったモノとの間で0.2秒しか違いを出せなかった」

「これは受け入れられないモノだよ。僕らは2周でタイヤを使いきって、ラップタイムを改善する方法を見つけなくちゃいけない」

「多かれ少なかれ、これまでのシーズンも同じ問題があった」

「セクター3で同じミディアムタイヤを使っているペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)を相手に、どこでコンマ3秒も失っているのか分からない」

「基本的に僕のライディングスタイルではどこに限界があるか分かっているし、僕は完全に限界に達してしまっている。これ以上は無理だ」

「解決策を見つけられればいいんだけどね。セパンテストから僕らはずっとバイクにいくつか大きな変更を加えている」

「ドゥカティから加入したマックス(バルトリーニ/新テクニカルディレクター)と一緒に、これまでは少しずつ変えていたのを、大胆に変えているんだ」

「今、僕らはいくつか大きなモノを変えている。それで今ではネガティブなモノもポジティブなモノも違いが理解できる。でも僕らのポテンシャルを真に見つけるにはかなり時間が必要だ」

 またカタールテスト前にグリップの問題が出ることを予想していたのかと問うと、クアルタラロは次のように答えた。

「これは僕らの主な問題で、メインの目標は今シーズンに向けて改善することだ。なぜなら僕はいつも(チームから)ペースは悪くない……と言われていたからね」

「まあ、いつもペースが悪くないのは僕も分かっている。だけどスタート位置が13番手や14番手、12番手だったりすると、表彰台争いは期待できないんだ。6位、7位、8位にいることが今の僕らの目標だ」