レッドブルF1は2024年の新車RB20で大きくコンセプトを変更し、周囲を驚かせた。モータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは新車で挑んだF1のプレシーズンテスト初日からかなり順調だったと語っている。

 レッドブルは今季の新車RB20でサイドポンツーンを大変更。これまで開口部下側のボディーワークを前方に伸ばすアンダーバイトスタイルをとってきたが、それを上側のボディーワークを前方に伸ばすオーバーバイトスタイルへ変更。さらにその下部には水平と垂直、ふたつの細いインテークも設けており、かつてメルセデスが使用していたゼロポッド・コンセプトのようだとも言われている。

 テスト初日、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが走行を担当し、ライバルを引き離すトップタイムを記録した。

 マルコはこの新コンセプトが上手く機能しており、ポジティブに進んでいると語った。

「非常に、非常に印象的だった」とマルコは言う。

「我々は142周をさほど問題なく走行できた。そしてこのコンセプトは機能している。それがまず第一だった。マシンは反応しており、我々は開発を進めている。良さそうだよ」

 マルコはフェルスタッペンの新マシンについての見方についても尋ねられたが、次のように答えている。

「ポジティブだった。我々の変更や試したことが何であれマシンは反応を返し、そして多かれ少なかれ今何が起こっているのかで微調整をしていた。そして我々はみんながとても笑顔だったんだ」

 そしてマルコはこの冬の間にチームがリスクを負ってこれほど大きな変化を加えたことを称賛した。

「そこには常にリスクがある」

「メルセデスは多少問題を抱えていたようだが、我々のマシンは1周目から機能してくれていた。だから非常に誇らしく思っているし、嬉しいよ」

「信頼性も信じられないほどだ。タイヤパフォーマンスに関しては、私が見た限りではフェラーリは我々よりも問題を抱えているようだ」

「そしてマクラーレンは少しナーバスなようだ。メルセデスだが、彼らが何をしていたか私には分からない。しかし彼らは見せていたモノより確実に速いだろう。ただ、我々は自信を持って戦えるよ」

 マルコはライバルがより進歩してくると予想していたかと問われると、皮肉を口にした。

「彼らは我々が何をするのか予想できていなかったと思う」

「なんと言えば良い? (ライバルの)クルマはみんな、昨年の我々のモノのようだ」

 そして彼はRB20がコピーされる可能性については「こうしたコンセプトを実装するには時間がかかる」と語った。

 そしてステアリングを握ったフェルスタッペンは、新しいマシンが上手く反応していると語った。

「たくさん走り込んで、数多くのことを試したよ。それが重要なことだった」

 フェルスタッペンはそう語る。

「だから全体的にその推移には満足している」

「冬休みの後、最初の数周はいつも少し驚かされるけど、その後はすぐに調子が戻る」

「全体として、このクルマの反応は良い。これがテストに過ぎないということを考慮してもなお、良い1日だったよ。明日に向けて、エンジニアとどんな計画になるかを話し合っているところだけど、午後にクルマに乗るのが楽しみだ」