メルセデスのルイス・ハミルトンが2025年にフェラーリへ移籍することを決めたことで、ドライバー市場の動きが注目されている。現F1王者のマックス・フェルスタッペンを擁するレッドブルは、少なくとも契約金が理由でチームを離脱されるとは考えていないようだ。

 2月1日にハミルトンのフェラーリ移籍が発表されて以来、メルセデスが2025年に誰を後任として起用するかが注目を集めている。

 すでに2025年以降の契約を結んでいるドライバーも出てきている中、メルセデスが2028年までレッドブルとの契約があるフェルスタッペンをターゲットとしていて、高額のオファーで引き抜きを狙っているのではないかという憶測も出ている。

 だが、レッドブル側はお金でフェルスタッペンが動くとは心配していないようだ。モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェルスタッペンが最後までレッドブルでキャリアをやり遂げるかどうかは、お金よりもパフォーマンス次第だと語った。

「様々なF1の契約には成功基準が満たされない場合の条項が存在する。そしてマックスの契約も同様にそれが含まれている」

 マルコはレッドブルの自社メディアServus TVでそう語った。

「理解し難い額の金銭でも、それはマックスにとっての問題ではないと思う。仮に我々が彼に優勝を争える力を持ったマシンを用意できないポジションになったら……当然彼はレーシングドライバーとして成功にこだわるだろう。若返ったりはできないんだ」

「そしてレッドブルに希望が見えず、そういった基準にふれるのであれば、彼が周囲を見渡すことになるのは当然だろう。だが、より良いチームはどこにあるんだ?」

 なおレッドブルのもうひとりのドライバー、セルジオ・ペレスは2024年で契約が満期となる。フェルスタッペンの将来のチームメイトがどうなるかも注目を集めているポイントだが、マルコはまずシーズン序盤のペレスのパフォーマンスを確かめたいと語った。

「ペレスには2024年までの契約が残っている。彼次第なんだ」

 決断のタイムスケジュールについて訊かれたマルコはそう答えた。

「彼が2023年終盤のレースのような走りを見せれば、我々はさらなる延長についてより簡単に話せる」

「(ビザ・キャッシュアップRBのダニエル)リカルドは(チームメイトの)ツノダを明らかに下においていることを示さなければならない。そうすれば、彼も候補になるかもしれない。だが日時を訊かれると、私としてはサマーブレイクの後には一定の検討ができるだろう、と言いたい」