グレシーニのマルク・マルケスはMotoGPカタールテストでドゥカティのバイクへ適応を進めたが、トップ争いのライダーに追いつくために「最後の0.3秒」を削る必要があると語った。

 ホンダからグレシーニへ移籍したマルケスは、開幕前最後のテストとなるカタールテスト2日目に、トップタイムのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から0.383秒遅れの4番手タイムを記録。

 テスト2日目にマルケスは転倒も経験しているが、彼はこれをマシンの限界を探った結果だったと説明している。

 2月初旬のセパンテストよりもさらに上位陣との差を縮めてきたマルケス。テストを振り返ると「最後の0.3秒が最も難しいと言われている」として、上位陣との差を詰める方法を探す必要があると語った。

「もちろんクラッシュはしたくないし、バイクを走らせ続けたいよ」とマルケスは言う。

「でもワイドになってクラッシュしてしまったとき、僕は速すぎたのも確かだけど、『よし、このバイクの限界はここか』と思った」

「それで18周ほどで計画していたロングランを12周したところで、『あと5周くらいか。よしもう一段階やってみるか』となった」

「だけど、僕はこのバイクでは無理なところでもう一歩踏み込んでしまったのかもしれない」

「それでターン4でフロントから転んでしまった。でも理解するのも重要なことだ。これまで僕はとてもスムーズかつ安定したライディングをしていたんだけど、最後のコンマ数秒のためにアタックはしてこなかったからね」

「レースでは常に、最後のコンマ3秒が最も難しいと言われている。だからそれが今の僕の立ち位置なんだ。僕はトップに比べて0.2秒、0.3秒ときには0.4秒遅れている。今はもっと近づく方法を理解しなくちゃいけないんだ」

 マルケスは自身の進歩には「満足している」と語っている。そして来月上旬の開幕戦に向けては、自分よりもかなり速いライダーが3人いると評価した。

「ああ。それはヒミツでもなんでも無いと思う。テスト中から僕はかなり落ち着いていた」

「(適応は)ステップバイステップであるということは分かっていたし、パニックになることもなかった。ときにはかなり離されていたことはあっても、自分のステップを全て理解しようとしていたんだ。新しいバイクだし、それが重要だった」

「でも今日はリスクを増やしてもう一歩を踏み出す日だったし、それがここでやったことだった。特にタイムアタックでは接近できた」

「ロングランでもかなりいい感じにプッシュできたよ」

「トランスポンダーに問題があってラップタイムが出ていないのはあったけど、大丈夫だ」

「ここでの最初のクラッシュもあった。だけどリスクを負って攻めていれば、それは普通のことだ」

「そういったことはあったけど、僕は満足している」

「ここには4〜5人僕よりも速いライダーがいる。特にホルヘ・マルティン(プラマック)、(ドゥカティの)フランチェスコ・バニャイヤとエネア・バスティアニーニは、僕よりも速い」

「でもどうなるか様子を見てみよう。今日の僕はマレーシアの時より接近していた。だから一歩ずつ彼らから学ぶ方法を理解していく必要があるということだ」