F1バーレーンテストでは、サーキットの縁石沿いにある排水溝カバーが外れるアクシデントが起きた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は今後のレースに向け、F1を開催する各サーキットはそういった問題が起こらないことを確認すべきだと語った。

 21日から3日間行なわれたF1の公式テストだが、2日目の午前にターン11で排水溝のカバーが外れてしまうアクシデントが起きた。これはF1マシンの発する強烈なダウンフォースやグリップなどが引き金となっている可能性がある。テスト3日目にも同地点で同じアクシデントが発生し、スケジュールには乱れが生じてしまった。幸い、マシンには深刻な損傷はなかった。

 こうしたアクシデントはテストだけではなく、過去にはグランプリ開催中にも発生している。特に記憶に新しいのは昨年初開催となったラスベガスGPだろう。ラスベガスGPではコース上の排水溝カバーがカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のフロアを直撃。マシンは大ダメージを受け、セッションも中止されてしまった。

 なおバーレーンでは1週間後に開幕戦が予定されているが、サーキット側はこの問題への応急的な対処として排水溝をコンクリートで埋めることを決めた。

 しかしドライバーからは、他のサーキットでも同様の問題が起こる可能性に対する懸念の声があがっている。

「確かにグラウンドエフェクトカーでは、この問題は少し悪化するかもね」

 今回の問題について訊かれたフェルスタッペンはそう語る。

「でもコーナーなどで、僕らは他のクルマがあまり行かないようなところを走っているような気もする。それでも、こういったことはもう少し確かめる余地はあるかもね」

「こういったクルマでは、潜在的な問題があるのは僕らも分かっているし、あるコースに行けば、排水溝のカバーがどこにあるかは分かっている。だから週末に走り始める前に、全てがしっかり固定されているのを再確認するのが、今後のサーキットで必須になってくる。マシンがまた壊されるような状況にならないと、確認する必要があるんだ」

「特に、予算上限も設定されているわけだから、こういったことが起こるのは良くない」

 テスト2日目に浮き上がった排水溝カバーに接触したシャルル・ルクレール(フェラーリ)も、フェルスタッペンと同様に問題へ対処する必要があると語った。

「大惨事を発生させる可能性もあるから、これは深刻な問題だ」

「同じことが起こらないように、将来に向けて検討しなくちゃいけない」

「昨日(テスト2日目)、ラスベガスと同じような状況で大問題にならなかったのはかなりラッキーだった。でもラスベガスではカルロスにとってかなり深刻な状況だったんだ。でも、皆が取り組みを進めて、最善の解決策を見つけようとしていることはちゃんと分かっている」

 またルクレール同様、テスト2日目に排水溝カバーに接触したルイス・ハミルトン(メルセデス)もこうした見解に同意した。

「明らかに懸念事項だ」とハミルトンは言う。

「FIAがこの問題に対処して、僕らがこういう事態に直面する前に問題を解決してくれることを願っている。今回は幸いカルロスが以前経験したようなひどいものじゃなかったけど、僕らは間違いなくこの問題に対処しなくてはならない」