フェラーリのフレデリック・バスール代表は、F1プレシーズンテストを終えて昨年までの弱点だったドライバビリティや一貫性の面で改善しているという手応えを得たようだ。

 フェラーリはテスト2日目にカルロス・サインツJr.が、3日目にはシャルル・ルクレールがそれぞれトップタイムをマーク。どちらもC4タイヤを使ったタイムであり、レッドブルが一段階硬いC3タイヤまでしか使わなかったことを踏まえても、順調なテストになったと言える。

 バスール代表は、”すべてを変更した”という新車に対するドライバーやチームからのフィードバックについて、次のように語った。

「テストは非常に短いから、いつももっとやりたいと思っているよ。ドライバーも各1日半しか走れないし、どのチームもそう考えているはずだ」

「この2日間で行なったロングランでは、ドライビングのしやすさや一貫性という点で一歩前進した。ただ、他のマシンがどれくらいの燃料を積んでいるのかが分からないので、純粋なパフォーマンスという点で自分たちの立ち位置を把握するのはいつも難しいんだ」

「かなり接戦だ。少なくともレッドブルの後方では……燃料が10kg変われば、2番手から6番手に落ちてしまうほどだ。だから今は自分たちのことと、少なくともロングランではクルマが運転しやすくしなければならないという事実に集中している」

 バスール代表は、テスト2日目にサインツJr.が行なったロングランに好感触を持っているようだが、他のチームの燃料搭載量が分からない以上、その評価には慎重になっているようだ。

「ドライバーたちからは良いフィードバックが得られている。昨日(テスト2日目)はカルロスがとてもいい仕事をしてくれた。レースディスタンスの走行をこなした人たちと比べるしかない。少なくとも55周を走っていれば、最低110kgの燃料を積んでスタートしていたことが分かる。だがシミュレーションを行なったドライバーはそれほど多くなかったので、それを読み取るのはかなり難しい」

「ライバルの燃料レベルが分からないので、明確なイメージを持つのは非常に難しい。唯一参考になるのはロングスティントだ。誰かがレースシミュレーションをするときは110kgか120kgの燃料を積んでスタートする。でも、こういう状況で最も重要なのはドライバーからのフィードバックだと思うし、彼らを信頼している。今のところ、少なくともロングスティントでは昨年よりずっと良かった」

 今季も、チャンピオン争いの最有力候補とみなされているレッドブルとの比較については、バスール代表は次のように語った。

「もし彼ら(レッドブル)が20kgで走っていれば、我々はいい状態だと言えるし、80kgで走っていたなら我々は離されているだろう。だが彼ら以外にそれを知る者はいない。しかしこの3日間で、他の選手のことに集中しすぎると、決断の道筋を見失うことになる」

「我々はチェックすべき項目とカバーすべきテスト項目の長いリストを持っており、これに集中している。1週間後には答えが出るだろう!」