FIA F2の2024年シーズン開幕戦バーレーン・ラウンドのスプリントレースが行なわれ、ゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ)が優勝した。

 初日に行なわれた予選では、インヴィクタのクシュ・マイニが最速タイムをマークした。しかしセッション後に行なわれた車検で車両規定違反が発覚し、予選全タイムが抹消。これによりマイニは、スプリントレースと土曜日のフィーチャーレースを共に最後尾からスタートすることになった。

 スプリントレースはトップ10がリバースグリッドとなるため、予選10番手だったジャック・クロフォードがポールポジションからのスタート。タイラー・バーナード(PHM)がフロントロウ2番グリッドに並べた。なお昨年のスーパーフォーミュラ&スーパーGT王者である宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ)は6番手からのスタートとなった。

 クロフォードが先頭をキープする中、ヴィクトー・マルタンス(ART)が2番手、ザク・オサリバン(ART)が3番手となった。宮田は蹴り出しが全くうまくいかず、15番手まで下げて1周目を終えた。

 なお1周目にはアマウリー・コルディール(ハイテック)がストップ。ラファエル・ヴィラゴメス(VAR)と接触があった模様で、このヴィラゴメスはマシンにダメージを負いピットに戻った。このインシデントにより、バーチャル・セーフティカーが宣言された。

 3周目からレース再開。マルタンスは先頭のクロフォードに仕掛けるが、オーバーテイクは成功せず。上位の隊列は変わらない。ただ4周目のターン1では、ゼイン・マローニ(ロダン)がオサリバンを抜いて3番手に浮上した。

 オサリバンのペースは上がらず、その後はエンツォ・フィッティパルディ(VAR)とアイザック・ハジャー(カンポス)に立て続けに抜かれてしまう。一方マローニは勢いが良く、マルタンスも抜いて2番手に上がった。

 そのマローニの勢いは衰えず、8周目にはクロフォードも抜いてついに首位浮上を果たしてみせた。

 首位に立ったマローニは、後続との差をどんどん広げていくひとり旅。10周を走り終えたところでは、2番手クロフォードとの差は2秒、15周目で3秒となった。

 序盤好調なペースで走っていたマルタンスは徐々にペースが落ち、16周目にはアジャーに抜かれて表彰台圏内から脱落してしまう。今回のレースには、多くのマシンがソフトタイヤを履いて挑んでおり、終盤はでグラデーションとの戦いとなった。

 そんな中で着実に順位を上げたのが宮田だ。一時18番手まで落ちてしまった宮田だったが、あれよあれよという間に順位を上げ、16周目には9番手とポイントまであとひとつというポジションまで挽回してみせた。

 21周目、6番手のマルタンスから11番手リチャード・フェルシュホー(トライデント)までの6台がひとかたまりとなり、大激戦となった。そんな中宮田は、一瞬の隙を抜かれてガブリエル・ボルトレート(インヴィクタ)に抜かれてしまう。ただ宮田は22周目にマルタンスを交わして9番手で、最終ラップに突入した。

 結局マローニが、後続に5.4秒の差をつけてトップチェッカー。今季最初のF2レースを制した。2位にはクロフォード、3位にはジョセップ・マリア・マルティ(カンポス)が入った。

 宮田は最後前との差を縮めたが、デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)に僅かに届かず、9位でのフィニッシュとなった。