3月16日にスタートしたスーパーGT岡山公式テスト。初日午後のセッションは模擬予選に充てられ、GT500クラスは36号車au TOM'S GR Supra、GT300クラスは31号車apr LC500h GTが合算タイムでのトップタイムをマークした。

 スーパーGTでは今シーズンから、Q1とQ2のタイムを合算したタイムでスターティンググリッドを決する新たな予選方式を採用するが、非常に大きな規則変更により複雑なフォーマットになっているということもあり、公式テストの時間を使って模擬予選が実施された。なお、実際のレースではQ1、Q2(+決勝スタートスティント)を同じタイヤで走る必要があるが、今回はテストということもありタイヤの制約はない。

 まずGT300クラスの模擬予選Q1からスタート。従来通りA組とB組に分けられて行なわれた。12台出走のA組は31号車aprが1分26秒245でトップになり、同組8番手の96号車K-tunes RC F GT3までの8台が、上位グリッドを決めるQ2グループ1(Upper 16th)行きを決めた。逆に9番手の48号車脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R以下の4台は、下位グリッドを決するQ2グループ2(Lower 17th)に回ることになった。

 なお20号車シェイドレーシング GR86 GTはトラブルによりQ1 A組でタイムを計測できていないが、実際のレースウィークで予選に出走できない、もしくは基準タイム(各組上位3台平均タイムの107%以内)に達しなかった場合は、決勝レースではピットレーンスタートとなる。

 そしてQ1 B組のトップはJLOCの88号車。タイムは1分25秒865と、A組トップよりもコンマ4秒近く速い“持ちタイム”で、上位組のQ2グループ1に進んだ。そして9番手の61号車SUBARU BRZ R&D SPORT以下の5台は下位組のQ2グループ2行きとなった。

 続いてGT300クラスのQ2グループ2、つまり下位組のセッションがスタートした。ここで走るのはQ1でタイムが伸びず、Q1各組で9番手以下に沈んだ9台のマシンだ。

 このセッションで、ひとまずGT300の9台の車両の合算タイムが弾き出された。その中での最速は61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの2分53秒803で、以下9号車PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R、5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号と続いた。

 上記のQ2グループ2の上位4台はこの段階でグリッドは確定せず、Q2グループ1(すなわち上位組)下位4台も含めた8台の中で、合算タイム順に13番手〜20番手に並べられる。つまり下位組で最速だった61号車スバルは、最高で13番グリッド、最低でも17番グリッドを確保できる状態にあるということだ。一方でQ2グループ2の下位5台はこの時点で、合算タイム順に21番グリッド〜25番グリッドが確定した。

 そしてGT300の“ポールポジション”を決するQ2グループ1では、31号車aprの小高一斗が好タイムをマークし、合算タイム2分52秒219でトップとなった。合算タイム2番手は52号車Green Brave GR Supra GT、3番手は45号車PONOS FERRARI 296だった。

 このQ2グループ1の合算トップ12は、タイム順に1番グリッド〜12番グリッドが確定。13番手〜16番手の4台は、前述の通りグループ2(下位組)の上位4台とグリッド順がミックスとなる。50号車ANEST IWATA Racing RC F GT3は合算タイム2分53秒808で上位組で15番手だったが、下位組トップの61号車スバルがそれをわずかに上回ったため、グリッドとしては61号車が15番グリッド、50号車が16番グリッド、ということになる。

 一方でGT500クラスは、GT300のような複雑な組分けもなく、単純にQ1とQ2に全車が出走して合算タイムを競う。Q1の最速は14号車ENEOS X PRIME GR Supraの1分17秒317となったが、全15台が1秒差以内にひしめいており、Q2のタイム次第では大きく順位が変わりそうな予感を漂わせた。

 Q2を終えての合算タイム最速は、36号車au TOM'Sの2分34秒953。Q2担当の坪井が他のチームに大きく差をつけるタイムをマークしたことが影響した形だ。2番手は14号車ENEOS、3番手は39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraで、シビック最速は4番手の100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTだった。