ルカ・マリーニは昨年限りでドゥカティ陣営を離れ、レプソル・ホンダへと加入。今シーズンは苦しいスタートとなってしまったが、それを改善すべく積極的にテストへと参加しているようだ。

 VR46からホンダへ移籍したマリーニは、開幕戦カタールGPでは非常に苦しんだ。予選ではQ1トップから1.5秒の差を付けられ、ポールポジションから数えると2.1秒の大差だった。スプリントレースでは勝者から25秒差、決勝では42秒差の最下位(13位のチームメイト、ジョアン・ミルからは24秒差)と、彼のホンダにおけるデビュー戦はお世辞にも上手くいったとは言えない結果となった。

 マリーニはカタールGPではレース中に小さな問題があったと後に語っている。電子制御のマッピング関連の問題があったようだが、マリーニはそれが無かったとしても、チームメイトの13位というポジションは争えなかっただろうと語った。

「言うまでもないけど、とても遅かった。でもちょっとした問題もあったんだ。それが何かは言えないけど、すぐに解決できるシンプルなものだった」

「それはともかく、その問題がなくとも、僕はチームメイトの位置を争うことはできなかっただろう」

 こうしたトラブルは別としても、マリーニがホンダのMotoGPマシンに対する適応で遅れていること、そしてホンダのマシン自体が今シーズンもドゥカティやKTM、アプリリアに対して差を付けられていることは明らかだ。

 そんな状況をマリーニも深刻に捉えているようで、彼は第2戦ポルトガルGPまでの間に、2回のプライベートテストに参加することを決めた。今シーズンのホンダは優遇措置対象メーカーとなっているため、フル参戦ライダーも自由にプライベートテストへ参加ができる(テスト用タイヤの本数制限は存在する)ことを活かしての行動だ。

 先週、マリーニはスペインのヘレス・サーキットでステファン・ブラドルらホンダのテストチームと共に走行。さらに3月19〜20日にドゥカティやKTMと共にテストを行なっている。

「ルカはバイクに乗り、そして理解を深める必要がある。そしてそうすべき時期はシーズン終盤ではなく今なんだ。仮に考えていたよりも早くにタイヤの供給本数の限界に達したとしても、それは問題じゃない。今がその時だ」

 チームメンバーは積極的なテストについてそう語った。

 MotoGPは22日から第2戦ポルトガルGPが開幕予定となっている。プライベートテストに参加したマリーニが前進した姿を見せてくれるかどうか、要注目となりそうだ。