僚友ローガン・サージェントのマシンを借りる形でF1オーストラリアGPへ挑むウイリアムズのアレクサンダー・アルボン。彼は決勝でポイントを獲得することがサージェントへの「究極の恩返し」になると入賞を誓った。

 アルボンはオーストラリアGP初日のFP1で大クラッシュ。シャシーが破損し、続くFP2には出走できなかった。

 チームはオーストラリアGPにスペアシャシーを持ち込んでおらず、唯一残るサージェントのシャシーをポイント獲得の可能性が高いアルボンに託すことを選択。これによりサージェントは2日目以降のオーストラリアGP出走を諦めることとなった。

 サージェントからマシンを引き継いだアルボンは予選Q1を7番手で通過すると、Q2ではメルセデスのルイス・ハミルトンに次ぐ12番手を獲得した。

 チームメイトのマシンをドライブした感想をアルボンに尋ねると「正直言うと、違う感じというか、変な感じだ」と答えて次のように語った。

「というのも、ミスを犯した後にパフォーマンスを発揮しようとするプレッシャーがある一方で、明らかに責任を負っているという違う感覚もあるんだ。責任は自分で取るけど、よく分からないね」

「大変だったよ。でも同時に、僕にできるのは自分の仕事に集中して、全てのことを置いておいて、いつもの週末と同じように過ごすことなんだ」

「明らかに、セッションでは落ち込んだ。でも純粋に、僕にできるのはこれが全てだ。これまでのところ僕らはいい仕事を続けてきたと思う。ただそれを続けるだけだ。ローガンへの究極の見返りはポイントだろう」

 またアルボンは、チームのためにマシンを譲ることを受け入れたサージェントの姿勢を称賛した。

「僕らはいつも話をしているんだ」とアルボンは言う。

「僕らはひとつのチームとしてとてもオープンなんだ。僕はFP2で彼を助けていた。そしてこの決断が下された時、彼は僕を助けてくれた。彼は真のジェントルマンだ。この状況全体に置いて、彼は真のチームプレイヤーだった」

「FP2では彼がマシンに関して好きなこと、嫌いなことを話していた……僕らは同じようなフィードバックだった。だからそのまま彼を信用できたし、FP3では彼が始めたところからスタートできた」

 サージェントのマシンのフィーリングは自身のマシンと異なるか? と尋ねられたアルボンは次のように答えた。

「正直言うと、とても似ている。ほぼ同じだよ」

「自信を取り戻すことと、サーキットを走るリズムを取り戻すことの方が重要だった」

 そしてアルボンは、予選でこれ以上マシンの力を引き出すことはできなかったと感じていると明かした。

「(改善できても)0.05秒くらいかな。Q1のラップは本当に強力だった。ウイリアムズでは何度か経験したことだけど、特にソフトなタイヤだと、それ以上速く走るのは難しいんだ」

「コーナーを速く走ると、タイヤがオーバーヒートしてしまう。だからいつも同じスピードで走っているみたいなモノで、良い走りをした後に、そこからさらに改善するのはかなり難しい」

「でも、ここ数日起こったことを考えれば、良い結果だったと思う」